過失割合7:3の事故で保険を使うべきか?等級ダウンと修理費の考え方

交通事故に遭った際、特に過失割合が7:3などで決まった場合、自分の保険を使うべきか迷うことがあります。保険を使うと等級がダウンし、翌年の保険料が上がるリスクがありますが、修理費を自腹で支払うのも負担です。このような状況での適切な判断について解説します。

過失割合7:3の事故で保険を使うべきか?

事故で7:3の過失割合が決まった場合、あなたの保険を使うと等級が3等級ダウンします。保険を使うことで修理費を補償してもらえますが、翌年以降の保険料が上がることを考慮する必要があります。

例えば、修理費が高額(30万円以上)であれば、保険を使う方が負担が少なくなりますが、10万円以下の修理費であれば、保険を使わずに自費で修理をする選択肢も考えられます。

保険を使わない選択肢について

自分の修理費が少額である場合や、翌年の保険料の値上がりが大きい場合、保険を使わない方が総合的に得になることがあります。保険を使わずに修理を行う場合、等級ダウンを避けることができ、長期的な保険料の節約につながります。

特に、翌年以降の保険料が大幅に上がる(例:10万円以上)場合、保険を使わない選択肢を検討する価値があります。

相手側の過失が大きい場合の対応

事故の状況によっては、相手側に大きな過失がある場合もあります。相手が飛び出してきたなどの場合でも、動いている車両同士の事故では過失割合が100:0になることは少なく、7:3や6:4が一般的です。しかし、相手の過失が大きい場合には、その点を保険会社に強調して交渉することが重要です。

過失割合の見直しを求めることで、最終的な負担を軽減することができる可能性があります。

保険会社との交渉のポイント

過失割合や保険の利用に関しては、保険会社との交渉が重要です。以下のポイントに注意して交渉を進めましょう。

  • 事故の詳細を正確に伝える:相手の過失が大きいことを保険会社にしっかり説明します。
  • 修理費用の見積もりを確認する:修理費がどれくらいになるのかを確認し、保険を使うべきか検討します。
  • 過失割合の再交渉:過失割合に納得がいかない場合は、弁護士を通じて再交渉を検討することも可能です。

まとめ:事故後の保険利用の判断基準

過失割合が7:3の事故では、修理費用と等級ダウンによる保険料の増加を天秤にかけて判断することが重要です。修理費が高額であれば保険を使う方が得ですが、少額であれば保険を使わずに自費で修理することも一つの選択肢です。また、相手側の過失が大きい場合には、保険会社と協力して交渉を進めることが大切です。

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