通販で購入した商品が、表示された素材と異なる場合、特に本革と表示されていたバッグが実は合皮であった場合、購入者は困惑することでしょう。このような場合、返金や返品の対応が求められますが、販売業者が応じないケースもあります。この記事では、そうした状況においてどのように対応すべきか、具体的な対策について解説します。
まずは販売店に確認を
まずは、購入先の通販サイト「ラシエム」に対して、事実を確認することが重要です。次の手順で対応を進めましょう。
- 購入時の証拠を確認:注文時に「本革」と記載されていたスクリーンショットや、商品説明のコピーを保存しておきます。これが後に証拠として重要になります。
- カスタマーサポートに連絡:ラシエムのカスタマーサポートに連絡し、購入した商品が表示と異なることを伝え、返品や返金の手続きを求めます。メールやチャットを利用して、書面でのやり取りを残しておくと後々役立ちます。
返金に応じない場合の対策
もし販売店が返金や返品に応じない場合は、次のステップに進むことが考えられます。
- 消費生活センターに相談:消費者の権利を守るための公的機関である「消費生活センター」に相談することができます。ここでの相談により、販売業者に対して返金対応を求める働きかけが期待できます。
- クレジットカード会社にチャージバックを申請:クレジットカードで支払いを行った場合、カード会社に「チャージバック」を依頼できます。チャージバックとは、商品が説明と異なる場合などに、カード会社が支払いを取り消す手続きです。条件に合致する場合、返金を受けられる可能性があります。
- 消費者庁や経済産業省に報告:ラシエムが対応を拒否し続ける場合、消費者庁や経済産業省に報告することも選択肢の一つです。特に、表示と異なる商品を販売している場合は、不当表示に該当する可能性があります。
返品・返金を求めるための書面作成のポイント
返金に応じてもらうための最後の手段として、正式な書面を作成して販売業者に送付する方法があります。その際のポイントは次の通りです。
- 内容証明郵便で送付:返品や返金を正式に求める書面を作成し、内容証明郵便で送付することで、相手にプレッシャーをかけることができます。内容証明郵便は、法的な効果もあるため、相手が対応を無視しづらくなります。
- 具体的な要求と証拠の提示:書面では、商品が説明と異なること、返金を求める理由、さらに保存している証拠(スクリーンショットや購入履歴)を明示します。
まとめ:消費者の権利を守るために適切な手続きを
通販で購入した商品が説明と異なる場合、特に「本革」とされていたものが合皮であった場合は、適切な対応が必要です。まずは販売業者に連絡し、それでも対応がない場合は消費生活センターやクレジットカード会社へのチャージバック申請などの手段を取りましょう。消費者としての権利を守るために、冷静にかつ確実な手続きを進めることが重要です。