CICの信用情報を確認したとき、記載内容に関して疑問を抱くことがあります。特に、保有期間が空白で支払いが完了しているにもかかわらず、信用状に完了の記載がない場合や、借りていない会社が記載されている場合などです。この記事では、CIC開示情報の見方や契約期間の終了について、具体的な事例を交えてわかりやすく解説します。
CIC開示情報の基本
CIC(株式会社シー・アイ・シー)は、個人の信用情報を管理している機関で、消費者金融やカード会社、銀行などから提供された情報を集めて開示しています。CICに記載される情報には、過去の借入履歴や支払い状況、契約内容などが含まれます。
開示情報には、各取引の「契約期間」「支払い状況」「完了日」などが記載されています。これらの情報を正しく理解することが、今後の信用取引に重要です。
契約期間終了と「完了」の記載について
信用情報における契約期間終了は、基本的に借入金額の返済が完了した時点で終了します。しかし、CICに「完了」と記載されていない場合、実際にはその契約がまだ終了していない可能性があります。
契約期間が終了しても、CIC側で完了と記載されるまでには時間がかかることもあります。これは、金融機関が情報を更新する際のタイミングに依存しているためです。支払いが完全に終わっている場合でも、データの更新に遅れが生じることがある点を理解しておくことが重要です。
契約終了後の情報の保有期間
CICが記録する情報には、保有期間があります。通常、借入が完済されると、情報は約5年ほど保有されることになります。そのため、完済後でも一定期間は情報が残ることを理解しておきましょう。
もし、支払いが完了したにも関わらず情報が更新されない場合、金融機関に直接確認を取ることが推奨されます。更新が遅れている場合、間違った情報が長期間残ることになり、クレジットカードの審査やローン契約に影響を及ぼす可能性があるからです。
借りていない会社が記載されている理由
CICの開示情報に、借りていない会社が記載されている場合、これは「申し込み情報」が反映されている可能性があります。実際には借入をしていなくても、過去にクレジットカードやローンの申し込みを行った場合、その情報が記載されることがあります。
申し込み情報が記載される理由は、金融機関が申し込み者の信用情報を事前に調査するためです。審査に落ちた場合でも、その申し込み自体は記録として残ることがあります。しかし、この情報が影響を与えることは通常なく、審査の結果が記載されることはありません。
まとめ:CIC情報の正しい理解と対応
CICの開示情報は、信用取引を行う上で非常に重要なものです。契約期間が終了しても「完了」と記載されない場合や、借りていない会社が記載されている場合など、疑問点があれば金融機関に確認することが大切です。
また、信用情報が間違っている場合、早急に修正依頼を行うことが重要です。自分の信用情報を定期的に確認し、最新の状態に保つことが、今後の信用取引をスムーズに進めるための鍵となります。