友人にお金を立て替えたものの、その後トラブルが発生し、返済を求めても連絡が取れない場合、どのように対応すればよいのでしょうか?証拠が十分にない場合でも、適切な手続きを踏めば返金を求めることは可能です。本記事では、友人に債務を正式なものとして認識させ、返済を促す方法について詳しく解説します。
立て替えたお金を返してもらうための基本的な手順
① 冷静に再度連絡を試みる
まずは感情的にならず、冷静に相手に連絡を取ることが重要です。LINEだけでなく、メールや電話など別の手段も試してみましょう。
② 内容証明郵便を送る
LINEのメッセージが無視されている場合、内容証明郵便を送ることで、正式な請求を行うことができます。
内容証明郵便には以下の内容を記載します。
- 貸した金額とその理由
- 返済期限
- 返済方法
- 返済がない場合の対応(法的措置の可能性など)
内容証明郵便は郵便局で手続きでき、相手が受け取ったことが証明されるため、証拠として有効です。
証拠がない場合でも請求できる?
① 記録があるなら証拠になる
領収書や契約書がなくても、スマホのメモやLINEの履歴、銀行の振込履歴などが証拠になります。
② 友人とのやり取りを記録する
返済についての会話やLINEのやり取りをスクリーンショットで保存しておきましょう。第三者に証言を頼むのも有効です。
③ 返済計画を文章で合意する
相手が応じる場合、簡単な合意書(借用書)を作成し、返済計画を文書化するのも有効です。
法的手段を検討する
① 少額訴訟を利用する
返済が見込めない場合、少額訴訟(60万円以下)を利用することで、比較的簡単に返金を求めることができます。
② 弁護士に相談する
金額が大きい場合、弁護士に相談し、正式な請求手続きを進めるのも有効な手段です。
まとめ
友人に立て替えたお金を返してもらうには、冷静に連絡し、内容証明郵便を送ることが有効です。証拠が十分でなくても、LINEの履歴やスマホのメモが役立つ場合もあります。返済に応じない場合は、少額訴訟や弁護士相談を検討しましょう。しっかりとした手続きを踏むことで、相手に債務の存在を認識させることができます。