高校卒業後の18歳は補導の対象になる?法律と実際の運用について解説

18歳になると、法律上では「成年」に近い扱いを受けますが、高校を卒業したばかりの18歳が補導の対象になるのか疑問に思う人もいるでしょう。未成年としての扱いがどこまで適用されるのか、また補導の基準がどのようになっているのかについて解説します。

18歳は補導の対象になるのか?

結論から言うと、高校を卒業した18歳は基本的には補導の対象にはなりません。補導は、主に未成年(18歳未満)に対して行われるものであり、18歳以上の成人に対しては原則として適用されません。

ただし、地域の条例や特定の状況によっては、18歳でも警察から指導を受ける可能性があります。例えば、夜間外出や飲酒・喫煙などが問題視されるケースが考えられます。

補導の対象となる年齢と法律

補導とは、未成年が犯罪や非行に関与しないようにするための措置であり、主に児童福祉法や各都道府県の青少年保護条例に基づいて行われます。

以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 未成年(18歳未満)は、深夜外出や不適切な行動に対して補導の対象となることがある。
  • 18歳以上は法律上は「成人」に近い扱いを受けるため、原則として補導の対象にはならない。
  • ただし、条例によっては18歳でも特定の行動に対して警察や自治体が指導を行うことがある。

18歳が注意される可能性があるケース

補導の対象にならないとはいえ、18歳でも注意を受けるケースはあります。例えば、以下のような行動は警察から指導を受ける可能性があります。

  • 深夜徘徊:各都道府県の青少年育成条例では、未成年(18歳未満)の深夜外出を規制していますが、18歳以上でも不審な行動をしていると職務質問を受けることがあります。
  • 飲酒・喫煙:法律上、飲酒・喫煙は20歳以上と定められており、18歳での飲酒・喫煙は違法行為となります。発覚した場合、警察から厳重注意を受けることがあります。
  • 不良行為の疑い:暴走行為、違法な集会への参加、不適切な場所でのたむろなどは、18歳以上でも警察から注意を受けることがあります。

18歳になったら気をつけるべきこと

18歳になると、多くの法律上の権利を持ちつつも、まだ制限される行動もあります。以下の点に注意しましょう。

  • 夜間外出時の行動:補導の対象にはならなくても、不審な行動をすると職務質問を受ける可能性があります。
  • 法律違反のリスク:18歳以上になると、犯罪を犯した場合は少年法ではなく、成人と同じように扱われるケースが増えます。
  • 社会的な責任:進学や就職に影響を与える可能性があるため、問題を起こさないように注意が必要です。

まとめ

高校を卒業した18歳は、基本的に補導の対象にはなりません。ただし、条例や特定の状況によっては警察から指導を受ける可能性もあります。深夜の行動や飲酒・喫煙など、法律で制限されている行為には特に注意し、社会的な責任を意識して行動することが大切です。

18歳になれば多くの自由が与えられますが、その分責任も伴います。法律を守り、社会人としての自覚を持った行動を心がけましょう。

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