配偶者の不貞行為に対する慰謝料請求を弁護士に依頼した場合、どのタイミングで手続きが進むのかが気になる方は多いでしょう。本記事では、弁護士に慰謝料請求を依頼した後の流れや、依頼が進んでいるかを確認する方法について解説します。
弁護士への依頼後の一般的な流れ
慰謝料請求を弁護士に依頼した場合、一般的には以下の流れで進行します。
- 契約手続きの完了(クラウドサイン等で合意)
- 着手金や事務手数料の支払い(無料プランでも事務手数料が発生する場合あり)
- 弁護士が相手方への内容証明郵送の準備
- 内容証明の送付(相手方へ正式に請求開始)
- 相手方の対応待ち(支払い交渉・示談交渉へ)
- 合意成立または裁判へ移行
この流れの中で、事務手数料の支払いが「依頼のスタート」に該当するのかが重要になります。
事務手数料を支払う前に依頼は進むのか?
通常、契約が成立し、事務手数料を支払うと正式に依頼が開始となります。
以下の点を確認してみましょう。
- 契約内容に「事務手数料の支払い後に手続き開始」と明記されているか
- 弁護士事務所から「正式に受任しました」という連絡があったか
- 事務手数料を支払っていない場合、弁護士側が動いていない可能性がある
仮に、支払い前でも弁護士がすでに相手方に通知を送っている場合は、進行している可能性があります。
弁護士が相手方に連絡しているかを確認する方法
弁護士が相手方にすでに通知を送っているのか気になる場合、以下の方法で確認できます。
1. 直接弁護士に問い合わせる
契約時の連絡手段(メールや電話)を利用し、「現在の進捗状況を教えてほしい」と確認すると良いでしょう。
2. 事務手数料の入金確認
弁護士事務所が入金を確認してから動くケースも多いため、支払いが反映されているか確認しましょう。
3. 内容証明郵便の送付状況を聞く
慰謝料請求の最初のステップは内容証明郵便を相手方に送ることです。「内容証明の送付は完了していますか?」と聞いてみると、手続きの進捗が分かります。
進捗が遅い場合の対処法
1週間経っても音沙汰がない場合、以下の対処を検討しましょう。
- メールで催促する:「正式な受任後、現在の状況を教えていただけますか?」
- 電話で直接確認する:返信が遅い場合、電話の方が早く進展することがあります。
- 別の弁護士に相談する:弁護士が対応に時間をかけすぎている場合、他の弁護士に意見を求めるのも一つの手です。
まとめ
弁護士に慰謝料請求を依頼した後の進捗が気になる場合、契約内容や事務手数料の支払い状況を確認することが重要です。
- 事務手数料を支払っていない場合、依頼が正式にスタートしていない可能性がある
- 弁護士が相手方に内容証明を送ったかどうかを確認する
- 進捗が遅い場合、メールや電話で催促する
- 対応に不安がある場合は、他の弁護士にセカンドオピニオンを求める
弁護士とのコミュニケーションを密にし、依頼がスムーズに進むよう適切に対応していきましょう。