SNSやDMでわいせつな写真を送信することは、法的に非常にリスクの高い行為です。特に未成年が関与する場合、送信者にも受信者にも重大な法的責任が生じる可能性があります。本記事では、SNSでのわいせつ物の送信に関する法的な問題と、そのリスクについて解説します。
SNSでのわいせつ物の送信が違法となる場合
まず、わいせつ物を送信する行為自体が違法となる場合があります。特に未成年の画像や動画を送信する場合は、刑法第175条に基づく「わいせつ物頒布等罪」に該当する可能性があります。この法律では、わいせつな内容を無断で広めることや、未成年のわいせつな画像を配布することが厳しく禁じられています。
また、受信者がそのわいせつ物を第三者に提供した場合、送信者と同じように刑事責任を問われることになります。特に不特定多数に写真が広がった場合、その配布が拡大することで法的な問題がさらに大きくなる可能性があります。
未成年者によるわいせつ物の送信が引き起こす法的リスク
未成年者がわいせつな写真や動画を送信した場合、その行為が犯罪に該当するかどうかは、相手の年齢や状況にも依存します。未成年者が自分自身をわいせつな内容で撮影し、それを送信した場合でも、その行為がわいせつ物頒布罪に該当することがあります。
さらに、未成年者がわいせつな物を送信すること自体が、彼らの将来に悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、未成年者がそのような行為を行った場合、親や関係者が警察に通報することがあり、その後の法的手続きが始まることも考えられます。
親が警察に通報するケースとその影響
もし親が子供のわいせつ物送信に気づいた場合、警察に通報することが一般的です。特に未成年者が自身の意思でわいせつな写真を送信していた場合、その行為は重大な問題として扱われることがあります。親は子供を守るため、また社会的に問題を未然に防ぐため、警察に通報することがあるため、その後の法的な影響を考慮する必要があります。
警察に通報された場合、送信者や受信者に対して捜査が行われ、場合によっては刑事事件として扱われることがあります。これにより、送信者が未成年であっても、法的責任を問われる可能性があります。
自分を守るために知っておくべきこと
SNSやDMでわいせつな写真を送信することは、相手が未成年であろうと成人であろうと、その行為が違法である可能性があることを理解しておくことが大切です。特に、未成年の画像を送ることがわいせつ物頒布罪に該当する場合、その後の法的リスクを避けるためにも絶対に避けるべきです。
もし自分が送信された写真を受け取った立場であっても、それを第三者に送信した場合、自身も犯罪に巻き込まれる可能性があります。したがって、相手が誰であれ、わいせつ物を受け取ったり送信したりすることは避けるべきです。
まとめ:SNSでのわいせつ物送信は法的リスクが高い
SNSでのわいせつ物の送信は、相手が未成年であっても成人であっても、法的に非常に高いリスクを伴います。未成年者がわいせつな写真を送ることによって、親や警察に通報される可能性があり、その後の法的影響を避けるためには、そうした行為を避けることが最も重要です。
このような問題に巻き込まれないためには、SNSを利用する際に常に法的リスクを意識し、適切な行動を取ることが求められます。