昨年8月に業務中の交通事故で腰椎圧迫骨折を負い、後遺障害等級が11級と認定された場合、保険金が支払われることになりますが、支払額が相場より低いと感じることがあります。この記事では、後遺障害の補償額の相場や増額の方法、保険会社との交渉について詳しく解説します。
後遺障害等級11級の認定と補償額
後遺障害等級11級に該当すると、一般的に支払われる補償額は個人の状況によって異なります。基本的に後遺障害等級11級は、生活に一部の制限が生じる程度の障害を持つ場合に該当し、補償額は傷害の程度や年収に基づいて決まります。
あなたのように、過失が100%自身にある場合でも、後遺障害による影響は無視できません。これを踏まえて、支払われるべき補償額が十分かどうかを判断する必要があります。
増額を求めるための方法
補償額が相場より低いと感じる場合、増額を求めることが可能です。増額を目指すためには、まず事故の影響を正確に把握することが重要です。例えば、仕事に支障が生じている場合や、生活の質が大きく低下している場合など、具体的な証拠を用意することが増額交渉に有効です。
また、過失があなたにある場合でも、後遺障害の影響が生活や仕事に与えた影響をきちんと説明し、保険会社に対して証拠を提示することが重要です。場合によっては弁護士に相談し、法的手続きを進めることも一つの方法です。
保険会社との交渉ポイント
あなたのケースでは、保険会社(あいおいニッセイ)からの提示額が75万円であることから、再評価を求めることができます。交渉の際、過去の年収や現状の生活状況、仕事への影響などをきちんと説明することで、支払額の見直しを依頼できます。
特に、転職後の状況や今後の生活費用、さらに日常生活に支障が生じている点について強調し、補償額の増額を交渉することが有効です。また、可能であれば医師の意見書や証明書を取得し、具体的な症状や後遺障害の程度を証明することが交渉に有利に働きます。
増額交渉のために必要な準備
増額を目指すためには、まず現在の後遺障害に関する医学的証拠を収集し、症状固定後の状態を明確にすることが必要です。これには、整形外科医や専門医の診断書が重要となります。
また、転職後の年収が上がる見込みがある場合、その点も考慮し、今後の生活に与える影響を明確に保険会社に伝えることが交渉の成功につながります。必要に応じて、弁護士に依頼することで交渉力が増し、適正な補償を受ける可能性が高まります。
まとめ
後遺障害等級11級の場合、補償額が相場より低いと感じることがありますが、増額交渉は十分に可能です。交渉を進めるためには、具体的な証拠と生活への影響をしっかり伝えることが重要です。保険会社との交渉を有利に進めるためには、専門家のサポートを受けることも考慮し、必要に応じて法的な手続きを行うことが有効です。