訪問や電話での勧誘で、つい個人情報を伝えてしまった経験がある方は少なくありません。特にウォーターサーバーなどのサービスでは、強引な勧誘や後から高額請求されるといった口コミも見かけます。今回は、プレミアムウォーターのような勧誘で住所を伝えたが契約には至らなかった場合、その後どうなるのか、そして勝手に商品が届くリスクはあるのかをわかりやすく解説します。
契約していなければ勝手に配送されることは基本的にない
まず結論から言えば、正式に契約が成立していなければ、勝手にウォーターサーバーや水が配送される可能性は極めて低いです。
プレミアムウォーターをはじめとする正規の業者は、契約書や同意確認を伴わない一方的な契約を行うと、特定商取引法違反に問われるリスクがあります。そのため、業者側も慎重になる傾向があります。
「住所を言ってしまった」だけで契約にはならない
住所を伝えたからといって、それだけで契約が成立したとみなされることはありません。一般的に契約が成立するには、以下のような要素が必要です。
- 氏名・住所・連絡先などの情報
- サービス内容に関する説明と同意
- 契約内容の明示（プラン・料金など）
- 申込書への署名または音声録音での明確な承諾
途中で話を打ち切り、「やっぱり契約しません」と明言したのであれば、契約自体が成立していないため、仮に物が届いた場合も受け取る義務はありません。
知恵袋のような投稿はどう考えるべき？
「契約していないのに水が届いた」「勝手に後払い設定にされた」という情報は一部存在しますが、こうしたケースは以下のような可能性があります。
- 誤って口頭で契約意思を示してしまった
- 説明不足のままサインや了承をしてしまった
- 悪質な代理店による強引な手続き
信ぴょう性にばらつきはありますが、トラブルを未然に防ぐための知識として参考にしておくことは大切です。
届いた場合の対応：拒否・相談・記録を
万が一、水やウォーターサーバーが届いてしまった場合は、以下のように対応しましょう。
- 荷物の受取を拒否する（サインをせずに返送してもらう）
- 業者に連絡して、契約の意思がない旨を明確に伝える
- 消費者センターに相談して対応を記録する
- 会話の録音やSMS・メールのスクショを保管しておく
これらを徹底することで、後から「契約したはずだ」と主張されても冷静に対処できます。
勧誘時に注意すべきこと
今後、類似の勧誘を受けた場合に備えて、以下のポイントを覚えておくと安心です。
- 個人情報（住所や生年月日）は契約意思が固まるまで伝えない
- 録音やメモを取ることで、言った・言わないのトラブルを防ぐ
- しつこい場合は「消費者センターに相談します」と伝える
強引な勧誘は特定商取引法で規制されているため、消費者はしっかりと権利を主張できます。
まとめ：不安を感じたら、すぐに相談を
ウォーターサーバーなどの電話勧誘で住所を伝えてしまっても、契約が成立していなければ勝手に配送される心配はほぼありません。それでも不安を感じる場合は、すぐに消費生活センターやキャリアのサポート窓口へ相談しましょう。
「契約してないのに何か届いた」という事態に備えて、記録を残し、冷静に対応することが何よりの防御策となります。