インターネット通販で商品を購入したにもかかわらず、商品が届かない、店舗からの返信も得られないというトラブルは近年増加傾向にあります。特に過去に利用実績があった通販サイトで発生した場合、「今回は何が起きているのか」「どこに相談すべきか」など戸惑うこともあるでしょう。この記事では、実際に商品未着や連絡不能となった際の具体的な対処方法や相談先について、わかりやすく解説します。
まずは基本的な確認事項をチェック
商品が届かないとき、まず次の点を確認しましょう。
- 注文番号・注文日・決済完了の証拠（メールや決済履歴）
- 店舗の公式問い合わせフォームやメールアドレスへの再送
- 迷惑メールフォルダに返信が届いていないかの確認
- 配送業者の追跡番号の有無
これらを全て確認した上で連絡がつかない場合は、次のステップに進む必要があります。
消費生活センターへ早めに相談を
商品未着や店舗との連絡不能といったトラブルでは、消費生活センター（全国共通番号：188）への相談が最優先です。消費者トラブルに特化した相談窓口であり、以下のような対応を受けられます。
- 事業者に対する連絡代行や助言
- 返金交渉に関するアドバイス
- ケースに応じた適切な専門機関の紹介
特に1万円以上の金額で商品が届かない場合は、速やかに相談することが推奨されます。
クレジットカード決済なら「チャージバック」を検討
カード払いで購入した商品が届かない場合、「チャージバック制度」を利用できる可能性があります。これはクレジットカード会社が一定の条件を満たしたと判断した場合、決済を取消または返金してくれる制度です。
手順としては以下の通りです。
- クレジットカード会社のカスタマーセンターへ連絡
- 商品未着の経緯・証拠（注文履歴・メールなど）を提出
- 審査の上、返金対応が行われる場合も
ただし、申請には一定の期限（多くは60日以内）があるため、早めの対応が肝心です。
詐欺の疑いがある場合は警察にも相談
販売業者が一切応答しない、運営実態が見えない、利用者からの被害報告が多いといった場合は、詐欺の可能性もあります。このような場合、最寄りの警察署またはサイバー犯罪相談窓口に連絡を。
- 警察署の生活安全課または刑事課へ相談
- 警察庁「サイバー犯罪対策」窓口を活用
実際に複数の被害者が確認されれば、立件に繋がるケースも存在します。商品代金やトラブル経緯の記録はすべて保管しておきましょう。
今後のネット通販で注意すべきポイント
再び同じようなトラブルを防ぐために、以下の点を意識しましょう。
- 会社概要・特定商取引法の表記を確認
- Google検索でサイト名＋「詐欺」「届かない」などで評判を確認
- 支払いは極力クレジットカードや後払いにする
- 安すぎる商品・期間限定大幅値引きに注意
信頼できるサイトかどうかは、事前のチェックで見極める習慣を持つことが大切です。
まとめ｜商品が届かないときは泣き寝入りせず、早めの相談を
ネット通販で「商品が届かない」「連絡が取れない」場合は、一人で抱え込まず、消費生活センターやカード会社、警察など専門機関へ相談することが最も重要です。証拠を残しながら冷静に対応することで、返金や解決につながる可能性は十分にあります。
PACHELBEL DRESSのような実績のあるサイトであっても、突然の対応悪化や運営停止といった事例は実際に起こり得るため、被害が広がる前に正しい対処を行いましょう。