人気商品の価格が半額以下で販売されていたり、企業情報を調べても違う会社が出てきたりする場合、消費者としては不安になりますよね。こうしたサイトには、詐欺や悪質な業者の可能性があるため、慎重な判断が求められます。今回は、信頼できるサイトかどうかを見極めるためのポイントと、万が一被害に遭った場合の対処法について詳しく解説します。
安すぎる価格には要注意
まず第一に、人気商品が相場の半額以下で売られている場合、それだけで警戒すべきです。通常、適正価格には原価、人件費、物流費、利益などが含まれています。相場を大きく下回る価格は、偽造品、模倣品、あるいは詐欺である可能性が高いと考えられます。
特に「在庫処分」「閉店セール」などの文句で誘う場合は、購入を急がせる心理的トリックが使われていることもあります。
会社情報の不一致は赤信号
特商法に基づく表示を確認し、そこに記載されている会社名・住所・電話番号を検索してみましょう。検索結果で「別会社」が出てくる、または法人登録が確認できない場合、そのサイトは信頼に値しない可能性が高いです。
また、住所がマンションの一室や貸し住所サービスであったり、電話番号が存在しないケースも詐欺サイトの典型的な特徴です。
ドメイン情報やサイト構成を確認しよう
- ドメイン名が意味不明またはランダム文字列(例:abc123shop.xyz)
- 日本語がおかしい、機械翻訳のような文章
- 支払い方法が銀行振込のみ(クレジットカードや代金引換が使えない)
このような特徴が複数当てはまる場合、リスクはかなり高いと言えます。
口コミ・評判のチェックも忘れずに
購入を検討しているサイトについて、詐欺情報共有サイトやSNSでの評判を調べてみましょう。過去に同様の被害が報告されていれば、避けるべきです。
また、「〇〇 詐欺」「〇〇 通販 怪しい」などで検索すると、被害報告がヒットすることもあります。
万が一被害に遭ってしまったら
もしもお金を振り込んでしまった、商品が届かないなどのトラブルに遭った場合は、以下のような対処を取りましょう。
- 警察のサイバー犯罪相談窓口に連絡する
- 消費生活センターへ相談する(188番)
- 振込先銀行に連絡し、詐欺の可能性があることを伝える
また、該当サイトのURLや購入時の証拠(メール、振込明細など)は保存しておき、相談時に提示できるようにしましょう。
まとめ
信頼できない通販サイトには、「価格が異常に安い」「会社情報があいまい」「支払い方法が限定されている」といった共通点があります。見極めには冷静な情報収集と疑う視点が大切です。少しでも「おかしい」と感じたら、決して個人情報やお金を先に出さず、安全な購入手段を選びましょう。