中学生が夜間に外出することについて、不安や疑問を感じるのは自然なことです。特にコンビニやファストフード店などで過ごす際に「補導されるかもしれない」と心配になる人もいるでしょう。この記事では、補導の基準や注意点、大分市のルールを踏まえて、安心して行動するためのポイントを解説します。
補導とは何か?どんなときに対象になる?
補導とは、未成年が非行に走らないよう警察や少年センターが指導・助言を行うことです。犯罪ではなくても、深夜の外出や喫煙、飲酒などの行動が対象になります。
たとえば、夜遅くまで一人で外出している場合や、学校をさぼって街をうろついている場合、補導の対象になる可能性があります。これは保護者のもとへ連絡がいく場合もあります。
大分市の「青少年保護育成条例」の夜間外出制限
大分県では「大分県青少年の健全な育成に関する条例」により、18歳未満の青少年は原則として午後11時から午前4時までの間に外出してはならないと定められています。
つまり、午後6時〜9時の間であれば、特に条例違反にはあたらず、通常は補導の対象にはなりません。ただし、状況によっては声をかけられることもあります。
場所や状況によって注意が必要なケース
マクドナルドなどの公共の場で静かに過ごしていれば、基本的に問題ありません。しかし以下のようなケースは補導の対象になることも。
- 店内で大声で騒いでいる
- 学校を休んで日中からファストフード店に長時間いる
- 夜間に集団でたむろし、他の利用者に迷惑をかけている
たとえば、午後8時に制服姿で1人、勉強や読書をしているならまず注意されることはありません。
もし補導されたらどうなるのか?
補導されたからといって「犯罪歴がつく」わけではありません。注意・指導を受けて帰宅するよう促されるのが一般的です。必要に応じて保護者に連絡がいきます。
なお、補導歴が蓄積されることで将来的な進学・就職に影響があるかというと、一度の補導で大きな不利益が生じることはありませんが、繰り返すと話は別です。
安心して外出するためのポイント
- できれば制服ではなく私服で出かける
- 保護者に行き先と帰宅時間を伝えておく
- トラブルを避け、迷惑行為をしない
- 可能なら帰宅は午後9時前までに
また、防犯の観点からも1人での夜間の外出には十分な注意が必要です。スマホを持ち、連絡手段を確保しておきましょう。
まとめ:夜のマック利用はルールを守ればOK
午後6時〜9時の時間帯であれば、大分市の条例に照らしても外出そのものは問題ありません。マックで静かに過ごしている分には補導される心配もほとんどないでしょう。
ただし、周囲の迷惑にならないように行動し、安全に気をつけて過ごすことが大切です。不安がある場合は、事前に保護者に相談しておくとより安心です。