近年、電力の自由化に伴って多くの家庭が新電力会社と契約を結ぶようになりました。その中でも注目されているのが「オクトパスエナジー」です。しかし、契約後にすぐに解約を希望するケースもあるでしょう。今回は契約から短期間で解約を行った場合の処理や、元の電力会社への影響について詳しく解説します。
オクトパスエナジーの契約後の解約は可能?
一般的に、オクトパスエナジーを含む新電力会社との契約は、申込み完了後から供給開始までにタイムラグが存在します。この期間中であれば、キャンセルや解約が可能な場合が多いです。
たとえば、契約してから2日後にマイページまたは問い合わせフォームから解約手続きを行った場合、まだ電力供給の切り替え処理が完了していなければ、解約は成立し、切り替えは行われません。オクトパスエナジーでは解約手続き完了後にメールで通知が来るケースが多いため、それを確認しましょう。
元の電力会社は自動的に使い続けられるのか
元の電力会社からオクトパスエナジーへの切り替えが完了していなければ、電力供給は引き続き元の会社によって行われます。つまり、契約だけして電気の切替が未実施の場合、旧契約の電力会社との契約はそのまま継続中です。
例えば「東京電力」を使っていた家庭がオクトパスエナジーへの切り替えを申し込んでも、オクトパスエナジー側での切り替え処理が完了するまでは、東京電力からの供給が継続します。このため、解約が間に合えば旧契約のまま電力は供給されます。
電力切り替えはいつ完了する?
新電力会社との契約では、切り替えには通常1週間から1か月ほどかかります。これはスマートメーターの設置や切り替え申請の関係で、即時には行われないためです。
そのため、契約直後に解約すれば切り替えの処理そのものが無効になり、旧契約に何も影響を与えずにそのまま継続できます。
解約が正しく行われたか確認する方法
解約手続きが正しく行われたかを確認するには、以下の手段が有効です。
- 解約完了メールが届いているか確認
- マイページで「契約中」などの表示が消えているか
- カスタマーサポートに直接問い合わせる
これらを確認することで、トラブルを未然に防げます。
元の電力会社にも念のための確認を
念のため、元の電力会社のカスタマーセンターにも連絡して、契約が継続していることを確認しておくと安心です。特に、切り替え通知を受け取っていた場合は、その取り消しが反映されているかをチェックしましょう。
たとえば「ご契約の切り替え手続きが行われています」というようなハガキが来ていた場合は、その後のキャンセルが正常に処理されているかを問い合わせるのが確実です。
まとめ
オクトパスエナジーを契約後すぐに解約した場合、切り替えが未完了であれば解約は有効で、元の電力会社の契約がそのまま継続されます。解約後は、メール通知やマイページの表示、元の電力会社の契約状況を確認しておくと安心です。電力会社の切り替えは生活に直結するため、手続きの完了状況は慎重にチェックしましょう。