古古古米が2000円台で買える背景と今後の米価格の動向とは?

米の価格が2000円台まで下がるというニュースを耳にした方も多いのではないでしょうか。特に2024年6月ごろには「古古古米」と呼ばれる古米が格安で店頭に並ぶという報道もあり、消費者として気になるポイントです。この記事では、米価が下落している理由と、新米シーズンまでの価格推移、新米が出回ってからの動向について詳しく解説します。

「古古古米」とは?格安の理由

「古古古米」とは、収穫から3年以上経過した古米のことを指します。通常、米は収穫から1年以内の「新米」がもっとも高値で取引され、その後1年ごとに価格が下がる傾向にあります。

2024年は過去数年の豊作と消費量の減少が重なり、在庫が過剰になったため、こうした古古古米が流通し、5kgで2000円台という価格が実現しているのです。これは、米農家や卸業者が保管費用を抑えるために放出しているケースが多く見られます。

なぜ今、米の価格が下がっているのか

米価が下がっている主な理由は以下の通りです。

  • 過去数年の豊作:特に2022年・2023年は全国的に天候に恵まれ、収穫量が多かった。
  • コロナ禍以降の消費減少:外食産業や学校給食の一時的な停止により、業務用需要が大幅に減少。
  • 少子高齢化による家庭消費の減少

これらの要因が重なり、古米の在庫が積み上がって価格が下落しました。

新米が出回る秋以降の価格予想

新米は例年9月から10月にかけて出荷が始まります。新米は鮮度や香りが良く、人気があるため価格はやや高めになりますが、2024年秋の新米も、昨年の在庫過剰の影響を受け、例年より安価になる可能性があると予測されています。

実際に農林水産省の需給予測や卸価格の動向によると、新米でも5kgで2200~2500円台に収まる見通しもあります。

格安米を選ぶ際の注意点

価格だけでなく、以下の点にも注目して購入することをおすすめします。

  • 産地と品種:新潟県産コシヒカリや北海道産ななつぼしなど、産地による味の違いも大きいです。
  • 精米日:古米でも精米日が新しければ比較的美味しく食べられます。
  • 保存状態:高温多湿で保存された古米は劣化が進んでいることも。購入後も冷暗所での保管を心がけましょう。

また、業務用米やブレンド米として販売される古米は価格が安く、炊飯器の水加減や炊き方を工夫することで美味しく食べることも可能です。

価格が安い今こそ、賢く買いだめのチャンス

米は常温保存でも2〜3ヶ月は品質を保てるため、2000円台の古米が入手できるこの時期にまとめ買いしておくのも選択肢の一つです。密閉容器や真空保存パックを活用すれば、長期間美味しく保存できます。

一方で、新米への切り替え時期には価格差が縮まることが予想されるため、あえて秋まで待つというのもアリです。

まとめ:古古古米から新米まで、2024年は米が買い時

2024年は米価が大きく下がっている年であり、消費者にとっては絶好の買い時です。古古古米を2000円台で手に入れることも可能で、新米も昨年より安価で出回る可能性があります。購入時には産地や保存方法にも注意しながら、お得に美味しいお米を楽しんでいきましょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール