+1833からの電話で「未納料金・民事裁判」と言われたときの対処法と見分け方

突然、+1833からの電話で「未納料金がある」「民事裁判になる」と告げられたら、誰でも不安になります。しかし、これは近年多発している詐欺の可能性が非常に高いケースです。この記事では、こうした電話が詐欺である理由と、正しい対処法について解説します。

+1833からの着信とは?

+1833は米国・カナダのフリーダイヤル番号の国際着信で使われる番号です。日本国内の正規企業がこの番号から連絡をしてくることは極めて稀で、詐欺やフィッシング詐欺の温床になっています。

たとえば「有料サイトの利用料金が未納です」「このままでは民事裁判に発展します」といった文言は、よく使われる詐欺文句の典型です。

この手口の特徴と心理的トリック

このような電話では、「身に覚えがない」という不安を逆手にとり、言い逃れできないような状況を作り出します。相手は声を荒げる、または丁寧口調で法的措置をほのめかし、冷静な判断力を奪おうとします。

実際には、民事裁判であれば書面での通知が先であり、電話一本で告知することはありません。

「未納料金」のウソを見破るポイント

  • 登録した記憶がないサービス名を告げてくる
  • 突然「裁判」「支払い猶予は今日まで」など焦らせる表現
  • 金額や支払い先をすぐに提示しようとする

このような要素が1つでも当てはまれば、ほぼ詐欺と見て間違いありません。

絶対にやってはいけない3つの行動

  • 個人情報(名前・住所・口座情報)を伝える
  • 言われるままにお金を振り込む
  • 相手と長時間通話を続ける

どれも相手の手口に乗ってしまう行動です。情報を与えず、すぐに通話を終了し、着信をブロックしてください。

もし対応してしまったらどうする?

すでに個人情報を伝えてしまった、あるいは金銭を振り込んでしまった場合は、すぐに警察と消費者センターに相談しましょう。また、振込先がわかる場合は銀行に連絡し、口座凍結の依頼を出すことも重要です。

対応が早ければ、被害を最小限に抑えられる可能性があります。

まとめ:冷静に、そしてすぐに遮断を

+1833からの「未納料金」や「民事裁判」という内容の電話は、ほぼ詐欺と断定できます。決して相手にせず、通話を切り、無視を貫くことが最も安全な対応です。今後も似たような手口が出てくる可能性があるため、常に冷静な対応を心がけましょう。

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