北米番号から突然の高額請求電話は詐欺?よくある国際電話詐欺の手口と対処法

ある日突然、+1から始まる国際電話番号から「未納料金がある」「民事訴訟の手続きに入る」といった脅し文句で高額な支払いを求められた——そんな経験はありませんか?この記事では、実際に増加しているこの手の電話詐欺の特徴と、だまされないための具体的な対策を解説します。

+1から始まる電話番号の正体とは?

+1は北米(アメリカ、カナダなど)の国番号です。この番号から着信があると、海外からの正規な連絡かもしれないと思ってしまいがちですが、実際には詐欺グループがインターネット回線や番号偽装ツールを使って発信しているケースが多数報告されています。

特に「株式会社プライム」「未納のサブスク」「29万円の請求」といったキーワードが出た場合、それはほぼ詐欺の典型例です。

詐欺電話の特徴と誘導パターン

今回のような詐欺では以下のような共通点があります。

  • 身に覚えのないサービスの未納を主張
  • 支払いを急がせてくる(例:「明日までに29万円」)
  • 詳細を聞くと「オペレーターだから分からない」と曖昧にする
  • 名前が一般的すぎる会社名(例:「株式会社プライム」)

不安をあおって冷静な判断をさせず、すぐに支払わせようとするのが特徴です。

実際に被害が発生した事例

国民生活センターには、類似の電話詐欺について多くの相談が寄せられています。たとえば、2023年には「未納料金を払わないと訴訟になる」と脅され、電子マネーで数十万円を支払ったという事例もあります。

一人暮らしや学生、シニア層が特にターゲットになりやすいため、注意が必要です。

もし詐欺かもと思ったらすぐやるべきこと

まず、絶対にお金を払わないこと。次に、電話の内容をメモし、発信番号を控えておきましょう。そのうえで、消費生活センターや警察のサイバー犯罪相談窓口に通報することが推奨されます。

また、同じ電話番号から着信が続く場合には、スマートフォンの着信拒否機能や通話録音アプリを活用し、証拠として残すのも効果的です。

詐欺対策のためにできること

以下のような対策を取ることで、詐欺被害のリスクを大幅に減らすことができます。

  • 知らない番号からの電話には出ない
  • SMSやLINEなどでも金銭要求が来た場合は無視
  • 不安なときは、消費生活センター(188)に相談
  • スマホに詐欺電話警告アプリをインストールする

たとえば「Whoscall」や「トビラフォンモバイル」などのアプリは、不審な着信を警告してくれる機能があります。

まとめ:怪しい電話は無視と相談が鉄則

北米番号からの突然の高額請求は、多くの場合詐欺です。「サブスクの未納」「訴訟」「支払いの催促」といった文言で不安をあおってきますが、まずは落ち着いて対応しましょう。

電話だけで判断せず、消費生活センターや警察に相談することで、被害を未然に防ぐことができます。詐欺の手口は日々巧妙化しています。疑わしい電話には即対応せず、一呼吸おいて冷静な行動を心がけましょう。

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