定期購入トラブルに注意!CHURMIの解約問題と消費者が知っておくべき対処法

インターネット通販では、定期購入をめぐるトラブルが後を絶ちません。最近話題となっている「CHURMI(チュルミ)」もその一例です。一度だけの購入と思って注文した商品が、実は定期購入だったというケースが全国で増加しています。本記事では、CHURMIにまつわる契約と解約の注意点、消費者としての対処法について詳しく解説します。

CHURMI定期購入のしくみとは

CHURMIは美容や健康系の商品を販売している通販ブランドで、「初回特別価格」などの訴求で販売されるケースが多く、その多くが定期購入契約になっています。販売ページの最下部や利用規約に小さく定期契約に関する説明があることが一般的です。

このような表示が不十分なまま消費者に注文させる販売手法は「ステルス定期購入」と呼ばれ、近年問題視されています。注文時に同意チェックを求められていても、視認性が悪い場合には法的な争点になることもあります。

「解約できた」と思っても安心できない理由

CHURMIから届いたメールには「今回限りの特別対応で初回のみで解約処理をした」と記載があったとのことですが、既に発送済みの商品がキャンセル対象外である場合、代金の支払い義務が残るケースがあります。

たとえ初回限定と表示されていても、注文完了後に自動的に2回目以降の商品が発送されていた場合、その商品代金が発生する仕組みになっていることが少なくありません。このようなトラブルは特商法(特定商取引法)の観点から問題となります。

特商法に基づく返品と支払いの取り扱い

特定商取引法では、誤認させるような定期購入表示を行った場合、事業者側に責任があるとされ、クーリングオフが適用される可能性があります。ただし、クーリングオフは通信販売には原則適用されず、返品ポリシーや解約条件が契約時に明記されていたかどうかがカギとなります。

今回のように「解約処理は済んでいるが2回目の商品が届いた」というケースでは、届いた商品を返品することで支払義務を免れることができるかが重要です。着払い返品に対応しているかどうかや、事前連絡が必要かどうかは、必ず文書やスクリーンショットで保存しておくことが大切です。

支払い請求に対する対応と消費者センターへの相談

13,486円の請求書が届いたとのことですが、納得できない請求については支払い前に消費者センターへ相談するのが原則です。支払ってしまうと「契約に同意した」とみなされる恐れがあります。

消費者センターでは、事業者との交渉の代行や法的なアドバイスが受けられます。メールのやり取りや購入画面のキャプチャ、商品の返送記録など、証拠となる資料をまとめて提出するとスムーズです。

今後同様のトラブルを避けるためのチェックポイント

  • 初回価格が極端に安い場合は定期購入の可能性を疑う
  • 利用規約や購入確認画面の細かい文言を確認する
  • 注文前に販売会社の口コミや評判をチェックする
  • 怪しいと感じたら「事業者名+トラブル」などで検索する
  • 注文直後の確認メールは必ず保存しておく

これらの対策をとっておけば、悪質な定期購入トラブルを未然に防ぐことができます。

まとめ:支払い義務はあるのか?落ち着いて対応を

CHURMIのような定期購入型商品のトラブルでは、「解約処理済み」と言われても未発送分以外は請求されるケースがあるため、安易に支払わずにまずは消費者センターへ相談しましょう。契約時の画面の証拠、メール内容、返送記録をもとに冷静に対応することが、消費者としての権利を守る第一歩です。

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