訪問販売による電力契約でトラブルに巻き込まれないためには、クーリングオフ制度の正しい知識が重要です。とくにアースインフィニティのような新電力会社を訪問販売経由で契約した際には、書類や相手の情報をしっかり確認して手続きを進めましょう。
クーリングオフの基本と対象範囲
クーリングオフ制度とは、特定商取引法により、訪問販売や電話勧誘などによる契約を一定期間内であれば無条件で解除できる制度です。電気やガスなどの小売契約も対象になります。
アースインフィニティの場合、契約内容を記載した書面を受け取ってから8日以内であれば、クーリングオフが可能です。
「販売店名」とは誰を指すのか
訪問販売における「販売店名」は、アースインフィニティ本体ではなく、実際に営業・契約行為を行った代理店会社を指します。契約書面やパンフレットの下部に記載されていることが多いので、必ずチェックしてください。
たとえば「株式会社○○エナジー」が営業担当であれば、その会社名と連絡先を記入しましょう。
「商品・役務の名」には何を書くべき？
この欄には、契約したサービスの名称、つまり「アース電気」または「アースガス」といった申し込みサービス名を記載します。契約書や申込書に書かれている正式名称を参考にすると良いでしょう。
例：商品・役務の名：「アース電気（低圧）契約」
代理店と本体、どちらに通知すべきか
原則として、実際に販売行為を行った代理店への通知が基本となりますが、クーリングオフの確実性を高めるために、アースインフィニティ本体にも併せて通知を送ることは有効です。
内容証明郵便で両方に送付すれば、トラブルの予防になります。
メールでの送付時に注意すべきポイント
- 件名に「クーリングオフ通知」などと明記
- 本文には氏名、住所、契約日、商品名、販売店名、連絡先を明記
- 受信確認ができるよう、送信履歴を保存
さらに電話でのフォローも行うとスムーズです。
まとめ：冷静かつ丁寧に対応するのが鍵
訪問販売による契約は、勢いで決めてしまうケースも多く、後から冷静になって後悔することも少なくありません。クーリングオフの制度を活用することで、無理な契約から自分を守ることができます。
重要なのは、8日以内の行動と、証拠をしっかり残すこと。不安がある場合は消費生活センターや弁護士への相談も検討しましょう。