クレジットカードの明細に「NZZAMAZON.CO.JP」という見慣れない名称で390円の請求が記載されていた場合、驚く方も多いでしょう。Amazonを利用しているつもりがなくても、このような少額請求があると、不正利用やサブスクリプション課金の可能性が考えられます。この記事では、このような請求の正体と確認方法、そして不審な請求だった場合の対処方法について解説します。
NZZAMAZON.CO.JPとは何か？
まず、「NZZAMAZON.CO.JP」という表記は、Amazon Japan株式会社とは異なります。正式なAmazonの請求表記は『AMAZON.CO.JP』または『AMAZON PRIME』などです。
それに対し、「NZZAMAZON」はおそらく、Amazonを装ったサードパーティ業者、もしくは誤表示された決済業者名である可能性があり、不正請求やフィッシングの可能性も含まれます。
390円という金額の意味とは？
390円という請求額は、多くのユーザーが「AmazonのKindle Unlimited」や「Prime Videoチャンネル」の試用版料金と誤解しがちですが、それらの料金とは一致しません。
また、詐欺的な業者が少額を課金し、カードが有効かどうかを試す「テストチャージ（スモールチャージ詐欺）」の一種である可能性もあります。これは、気づかれにくいため悪用されることが多い手口です。
不審な請求かどうかを確認する方法
まずは以下のステップで、請求の正当性を確認しましょう。
- Amazonの注文履歴を確認
- 家族や同居人がAmazonアカウントを使用していないか確認
- クレジットカード会社に請求の詳細を問い合わせ
Amazonに心当たりがない請求が記載されていない場合は、カード会社へ連絡して不正利用の可能性を報告することが重要です。
不正利用だった場合の対処法
クレジットカード会社に連絡すれば、以下のような対応を受けられます。
- 不正利用調査の開始
- 当該請求の一時保留や返金処理
- カードの再発行
特に、スモールチャージ型の不正請求は継続課金につながることが多いため、放置せず迅速な対応が必要です。
Amazonを名乗る詐欺に注意するポイント
最近は、「Amazonアカウントに問題があります」「プライム会費の更新ができません」といったSMSやメールによる詐欺も横行しています。以下の点に注意しましょう。
- リンクをクリックしない
- 公式サイトからログインして確認
- 怪しいアプリやブラウザ拡張をインストールしない
Amazonの正規の連絡先やURLは必ず公式ページから確認し、不審なメッセージや請求には応じない姿勢が重要です。
まとめ：390円の謎の請求は放置せず確認を
「NZZAMAZON.CO.JP」からの390円請求は、正式なAmazonの取引ではない可能性が高く、カードの不正利用や詐欺的課金の疑いもあるため、即座に注文履歴やカード明細を確認し、カード会社やAmazonに問い合わせましょう。少額だからと放置せず、早めの対処が今後の被害を防ぐカギとなります。