「ギフトカードを大量に買って送って」は詐欺の可能性大!2025年も多発する手口と正しい対応策

近年、「プリペイドカードを購入してコードを送ってほしい」という依頼による詐欺被害が急増しています。2025年6月時点でも、Apple Giftカードなどの電子マネーを大量に要求する手口が横行しており、個人間のメッセージやSNS、メールなどで被害に遭うケースが後を絶ちません。

ギフトカード購入依頼の多くは詐欺

「Appleギフトカードを20個買って送ってほしい」といった要求は、典型的な詐欺手口です。加害者は信頼関係を装って連絡し、金銭の代わりにギフトカードのコードを送らせて搾取します。

被害者は家族、友人、または「副業」や「報酬支払い」の名目で騙されるケースが多く、金額も1万円単位から数十万円に達することがあります。

なぜギフトカードが狙われるのか

ギフトカードは金券として匿名で使えるため、犯人にとっては非常に都合の良い手段です。コードを送ってしまえば、犯人はすぐに使用し、足がつきにくい特徴があります。

また、銀行振込と異なり返金や停止が難しく、カード会社も原則として使用済みコードの補償には対応していません。

詐欺の具体的な事例

実際にあったケースでは、「親戚を名乗る人物」から突然LINEが入り、『急いでAppleカードを買って番号を送ってほしい。あとで返す』という連絡がありました。被害者は信じてコードを送信し、後に詐欺と気付きました。

また、マッチングアプリやSNSを通じて知り合った人物から「投資」や「プレゼント」の名目でギフトカードを送らせるケースも多発しています。

このようなメッセージが来た時の正しい対応

  • 絶対にカードを購入・送信しない
  • メッセージを保存して証拠を残す
  • 相手とこれ以上やりとりしない
  • 警察のサイバー犯罪相談窓口に通報
  • 消費者ホットライン(188)で相談

「急ぎで」「秘密にして」といった文言がある場合は特に注意が必要です。冷静に一度立ち止まり、第三者に相談することが大切です。

被害に遭った後に取るべき行動

すでにカード番号を送ってしまった場合でも、カードが未使用ならカード会社にすぐ連絡し、利用停止の申し出をすることで間に合う可能性があります。

また、警察への被害届提出や、消費生活センターへの相談を速やかに行うことが、詐欺対策の第一歩です。

まとめ

Appleギフトカードなどのプリペイドカードを大量に買って送るよう頼まれるケースは、2025年現在も典型的な詐欺です。身近な人からの依頼であっても、カードの購入・送信前に必ず本人確認を取り、冷静に判断してください。被害を防ぐためにも、こうした手口について家族や知人と情報を共有しましょう。

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