整体院やサロンとの定期契約では、契約内容と実際の請求額に差異があると驚いてしまうものです。とくにクレジットカード決済の場合、引き落とし後に気づくケースも少なくありません。この記事では、整体の月額契約における料金トラブルへの対処法や確認すべきポイントについて、具体的な事例を交えながら解説します。
まず確認すべきは「契約書の内容」
料金に違和感がある場合、まず手元の契約書や申込書を見直しましょう。特に以下の記載に注目してください。
- 月額料金の金額と期間
- 変更条件(●ヶ月後に割引適用など)
- 割引後の金額が自動適用か要手続きか
今回のように「最初の4ヶ月は月額19,800円で、5ヶ月目以降は月額11,000円」と記載があった場合、5ヶ月目に自動的に変更されるのか、それとも申請が必要かが重要な確認ポイントです。
引き落とし金額が違った場合のよくある理由
契約書通りに割引が適用されていないと感じたとき、次のようなケースが考えられます。
- 店舗側で自動変更の処理を忘れていた
- 契約上、顧客が「プラン変更手続き」を申請しないと変更されない
- 月初の予約がなかったため、旧プランが自動継続された
- クレジットカード側での前月分反映による時差
実際に筆者が通っていた整体では、「料金変更は申告制」となっており、事前に申請しなかったため割引が適用されなかった経験があります。
問い合わせの際の注意点とコツ
金額に不明点があった場合は、まず店舗に電話やメールで直接問い合わせましょう。その際は、次のような情報を整理しておくとスムーズです。
- 契約日と契約内容(できれば契約書の写真など)
- 今月引き落とされた金額と、いつの利用分か
- 自身の会員IDやフルネーム
「確認なのですが、5ヶ月目から11,000円になると聞いていたのですが…」と冷静に尋ねるのがポイントです。感情的にならず、事実確認を軸に進めましょう。
不明瞭な請求が続く場合の相談先
万が一、契約内容と明らかに異なる請求が繰り返されている場合は、以下のような機関への相談も検討しましょう。
- 消費生活センター(全国の窓口検索はこちら)
- 契約しているクレジットカード会社
- 場合によっては弁護士への相談
ただし、大半のケースでは店舗側の手続きミスやシステムの誤登録によるものが多いため、まずは穏便に問い合わせるのが原則です。
料金の透明性を高めるためにできる工夫
今後同様のトラブルを避けるためには、以下のような工夫が有効です。
- 契約内容はスクリーンショットまたは紙で保存
- 次回支払い予定額を店側で確認(レシートやLINEで)
- マイページや顧客アプリがあれば定期的に確認
また、「変更がある場合は○日前までに申請」と記載されているかもチェックポイントとなります。
まとめ:請求額に疑問を感じたら、まずは冷静な確認を
定期契約での誤請求は、店舗側の事務ミスや仕組み上の誤解によることが多く、まずは契約内容の確認と、丁寧な問い合わせが第一歩です。口頭でのやり取りだけでなく、証拠として残る形(メールやメッセージ)でのやり取りもおすすめです。契約や料金に関するトラブルを未然に防ぐためにも、内容はしっかり記録・把握しておきましょう。