通学や通勤の帰り道、駅前などで「道を教えてほしい」「お店を探している」と話しかけてくる人に遭遇したことはありませんか?一見親切に応じてあげたくなるシチュエーションですが、繰り返し同じような場所・服装・内容で声をかけてくる人物には、注意が必要です。本記事では、そうしたケースに隠された可能性のあるリスクや、適切な対応方法について解説します。
繰り返し現れる人物に共通する特徴とは
こうした事例では、次のような共通点が見られます。
- 同じ場所で繰り返し目撃される
- 毎回似たような内容(道案内、店の検索など)で声をかけてくる
- 服装がいつも同じ、あるいは不自然な格好
- スマホを持っておらず、こちらの端末を使わせようとする
このような行動は偶然とは考えにくく、何らかの意図があって行動している可能性も否定できません。
考えられる手口とその目的
実際に発生している手口として、以下のようなものが考えられます。
- スマホのぞき見詐欺:他人のスマホで検索を装い、個人情報や操作履歴を見て盗み取る
- GPS追跡アプリのインストール:検索操作中に不正アプリをインストールする可能性
- 声かけ詐欺の下見:手口のテストや共犯者による観察行動の一部である場合も
これらの行為は、犯罪の準備行為であることもあり、何も盗られていなくても警戒すべきです。
実際の事例:女子高生や若い女性が狙われやすい理由
若年層の女性がターゲットにされる理由の一つは、「親切心につけ込みやすい」「警戒心が薄い」と見なされているからです。例えば、ある女子高生は道を聞かれて検索を手伝った後、その場を離れようとした際に後をつけられていたというケースもあります。
同じ人物が数週間おきに駅前で見かけられるなど、複数回にわたり接触してくる行動は異常であり、地元の交番や保護者に相談することが推奨されます。
遭遇したときの対応方法
道を聞かれても、次のような行動で自衛しましょう。
- スマホを手渡さない。検索しても画面は見せない
- 知らない人とは距離をとる
- しつこい場合は「すみません、わかりません」とはっきり断る
- 不審に思ったら駅員や交番に相談する
また、同じ人物を複数回見かけたら、日時・場所・服装・行動内容などをメモに残しておくと、万が一警察に相談する際にも有効です。
まとめ:親切心よりも自己防衛を優先しよう
道を聞く行為自体は日常的ですが、繰り返し・不審な服装・スマホを使わせようとするなどの要素が揃う場合は、詐欺や別の目的がある可能性も考慮すべきです。
特に女子高生や若い女性は狙われやすい傾向にあるため、「自分は大丈夫」と思わず、不審な人物には警戒を持って接し、身の安全を守ることを第一に考えましょう。