最近、ショッピングモールや駅構内で行われる「アンケートに答えるだけ」「無料でプレゼント」という勧誘が増えています。その一部では、映画チケットや試供品と引き換えに動画配信サービスへの登録を促されるケースもあるようです。本記事では、そうした場面での注意点や対処法を解説します。
その場で登録させる勧誘には要注意
「アンケートに答えてくれたらプレゼント」という誘い文句で話しかけられ、話の流れでQRコードを読み取ってU-NEXTなどの動画配信サービスに登録させられるケースがあります。こうした手法は明確な違法ではない場合もありますが、実質的に強引な勧誘として問題視されることがあります。
実際にU-NEXTは、初回31日間無料で登録できる制度がありますが、登録が完了していれば自動で課金が始まるため、登録状態の確認が必要です。
登録完了していないと思っても要確認
「うまく登録できなかった」「エラーが出た」と思っても、実際には仮登録やメールアドレスの入力が済んでいて、本登録が完了してしまっていることもあります。
このため、心配な方は以下の点をチェックしましょう。
- U-NEXT公式サイトにログインできるか試す
- 登録時のメールアドレスに確認メールが届いていないか
- 支払い方法に選んだd払い等の決済履歴に課金が反映されていないか
登録が不要ならすぐに解約を
万が一、登録が完了していた場合でも、U-NEXTには無料期間中の解約であれば課金されない仕組みがあります。登録から31日以内に「アカウント設定」→「契約内容の確認・変更」から解約手続きを行ってください。
d払いで登録していた場合は、dアカウントにログインし、「ご利用中のサービス」一覧からU-NEXTが残っていないか確認してください。
プレゼント目的の登録勧誘はトラブルのもとに
店舗での勧誘で「無料映画チケットをプレゼントする」と言われ、QRコードで動画配信サービスに誘導されるケースは少なくありません。ですが、その場で内容を十分に説明せずに登録を勧める行為は、不当勧誘に該当する可能性もあります。
また、説明された内容と違う請求が来るなど、トラブルに発展したケースも報告されています。少しでも不安を感じたら、その場で登録せず、資料をもらって自宅でゆっくり確認するのが安全です。
詐欺ではないがグレーなケースも多い
U-NEXT自体は正規の動画配信サービスであり、詐欺業者ではありません。ただし、それを利用した強引な勧誘方法や、契約の不透明さが問題視されることはあります。
また、ウォーターサーバー業者や代理店がU-NEXTのキャンペーンを口実に別サービスの契約を狙っている場合もあるため、契約内容は必ず確認しましょう。
まとめ:登録状況と請求履歴を確認しよう
イオンなどの商業施設で「無料映画チケットがもらえる」と言われてU-NEXTの登録を促された場合、安易に応じると意図しない契約をしてしまう可能性があります。今回のように「登録できなかったかも」と思っていても、メールや決済履歴を確認して実際の登録状況をしっかりチェックしてください。
トラブルを防ぐには、その場での登録を避ける、契約内容を確認する、不要なら早めに解約する、という3つの行動が重要です。