インターネット通販で購入した食品を食べたあとに体調不良が起きた場合、消費者としてどのように対応すべきか気になるところです。特に「Yahoo!ショッピング」で購入したお米を食べた後に下痢などの症状が出た場合、保健所など公的機関が調査してくれるのか、知っておくと安心です。
体調不良が起きた場合の初期対応
まずは症状が続く場合や重症化する場合には、すぐに医療機関を受診してください。健康被害が明確であれば、医師の診断書が後の証拠となります。
また、食べた商品のパッケージ、残っているお米、購入履歴なども保管しておきましょう。これらは保健所への相談時に必要になることがあります。
保健所は食品に関する相談を受け付けている
お米が原因で体調不良を起こした可能性がある場合、保健所では「食品衛生監視員」などの担当者が相談に対応しています。購入した商品や状況によっては、商品の検査や販売業者への調査が行われることもあります。
相談時には、次のような情報があるとスムーズです。
- 購入した日時・店舗・商品名
- 食べた日時と体調不良の時間
- どんな症状が出たか
- 残っている商品があるかどうか
保健所での検査は無料？
食品衛生法に基づいて調査が必要と判断された場合、検査は基本的に無料で行われます。ただし、個人的な理由で検査を依頼する場合は有料となることがあります。詳細は地域の保健所に直接確認してください。
公的な調査が行われるかどうかは「食品衛生上の問題が疑われるかどうか」がポイントになります。
Yahoo!ショッピングや販売業者への連絡も忘れずに
体調不良が出た場合、販売元への連絡も行ってください。Yahoo!ショッピングには購入履歴から出品者に問い合わせる機能があります。
もし返答がない、または対応に問題がある場合は、国民生活センター（消費者ホットライン）に相談するのも有効です。
食品事故の予防にもつながる
保健所に相談することで、同じ食品による被害の拡大を防ぐことができる場合があります。特に複数の人が同じ商品で体調を崩していた場合、行政による指導や回収命令が出されるケースもあります。
そのため、自分だけの問題と思わず、体調不良が起きたら積極的に相談することが大切です。
まとめ：体調不良時は保健所や関係機関に早めの相談を
ネット通販で購入した食品で体調不良を起こした場合は、医療機関の受診と並行して保健所へ相談するのが基本です。状況に応じて検査や調査が行われることもあり、次なる被害の予防にもつながります。
お米などの加工食品でも異物混入やカビ、保管中の品質劣化などが原因になることがあるため、「気のせいかも」と思わずに、早めの対応を心がけましょう。