長年にわたる返済の末、ついに利息分の完済が目前に迫ると、最後の少額返済にどう対応するかで悩む人も多いです。特に、ATMでは最低利用額に満たない金額だった場合、どのような方法で支払えばよいのか、そして家族が代わりに振り込むことにリスクはないのか、気になるポイントをわかりやすく解説します。
消費者金融の返済における少額問題とは?
消費者金融ではATMからの返済に最低利用額が設定されていることが多く、たとえば「300円未満は利用不可」といった制限があります。そのため、最終返済時に残額が極めて少ない場合、ATMから返済できないというケースが生じます。
このような場合、振込による返済や、公式アプリでの処理、コールセンターへの連絡などが必要になります。
家族が代理でログイン・振込しても問題は?
結論から言えば、家族が正しいログイン情報(カード番号・暗証番号)を使ってマイページを確認し、指定の振込先に送金するだけであれば、法律上も契約上も基本的に問題はありません。ただし、本人の了承を得たうえで行うことが大前提です。
例えば、本人がスマートフォンを持っておらず、子どもが代わりにアプリをインストールして返済確認を行う場合は、家族内での協力として認められることがほとんどです。
注意点:返済後の証拠を必ず保存
代理での返済を行う際には、振込控えやスクリーンショットなど、返済を証明する記録を必ず残しましょう。これがないと、トラブル時に「返済した証拠がない」とされる可能性があります。
また、金融機関によっては名義と契約者の一致を求める場合があるため、事前にコールセンターへ確認するのもおすすめです。
マイページでの振込先確認は信頼できる?
多くの大手消費者金融では、公式アプリまたはマイページにログインすることで、最新の振込先情報を確認できます。これは正規の手段であり、振込先が「金融機関名・支店・口座番号」などで明記されていれば、その情報は信頼できます。
不安な場合は、金融機関の公式カスタマーサポートへ電話で再確認することを推奨します。
完済後にやるべきこととは?
無事に最後の返済が済んだら、完済証明書の発行を依頼しましょう。これは住宅ローン審査や信用情報の訂正などで役立つことがあります。
また、完済後でもアカウント情報やカードが残る場合があるため、不要な場合はカードの返却や退会手続きを行っておくとよいでしょう。
まとめ:代理返済は本人同意と証拠保管がポイント
少額返済がATMで対応できない場合でも、家族が代理で振込することは原則問題ありません。大切なのは、本人の同意と、正しい手続き・証拠保管を怠らないことです。
不安がある場合は、契約先のカスタマーサポートに連絡して指示を仰ぐのが安心です。長年にわたる返済の最後に、スムーズな完了を迎えるためにも、丁寧な確認を心がけましょう。