美容師やサロン関係者が利用することの多い「ミニモ」。しかし退職後やアカウント停止後に滞納の通知が届くと、どう対応すればいいか戸惑う人も少なくありません。この記事では、アカウント停止後に手数料滞納の連絡が来る場合の対処方法と注意点を詳しく解説します。
ミニモ手数料の仕組みと支払い責任
ミニモでは、掲載や集客に伴い発生する手数料は原則として「登録者＝美容師本人」の支払い義務となります。これは店舗側で一括精算される仕組みを採っていない限り、個人アカウントごとに請求と精算が発生するためです。
店舗が「個人負担で手数料を精算する」方針であれば、勤務していた当時に発生した手数料の責任は、退職後であっても残ります。
アカウント停止中でも滞納額は有効
アカウントが停止されたからといって、過去の取引や未払いが無効になるわけではありません。ミニモの規約上、滞納状態が一定期間続いた場合は強制的にアカウントが停止されますが、同時に支払義務も残る形になります。
そのため、ログインできなくても滞納がある限り、ミニモ側はメールや郵送で通知を送り続けることがあります。
ログイン不可でも確認や支払いを行う方法
「ログインできない＝支払えない」と思ってしまいがちですが、実際には以下のような対応策があります。
- ミニモの公式問い合わせフォームから「アカウント停止中の滞納について確認したい」と連絡する
- メールに記載されている請求情報やサポート窓口に返信する
- アカウント復旧を依頼する（本人確認ができれば再ログインできる場合あり）
過去の登録メールアドレスや氏名、使用していた店舗名などを併記することで、スムーズに照合・対応してもらえる可能性が高まります。
滞納を放置した場合のリスク
2年以上前の請求であっても、支払い義務は法律上5年間（商事時効）残るため、突然の督促状や法的措置の可能性もゼロではありません。
また、美容師免許の管理や将来的な再登録、別のサービスを使う際に信用情報に影響を与えることもあり得ます。できる限り早期に支払い状況を確認し、対応しておくのが望ましいです。
よくある質問：店舗が給料に含めていた場合の扱い
「お給料に手数料が含まれていた」としても、実際にミニモに登録されていたアカウントが個人名義であれば、その支払い義務は店舗ではなく本人にあります。
ただし、就業当時の契約内容（就業規則や給与明細など）を確認し、必要に応じて元の店舗に事情を問い合わせることも一つの方法です。
まとめ：滞納通知は無視せず、冷静に対応を
ミニモの手数料滞納については、たとえアカウントが停止されていても支払義務が消えるわけではありません。ログインできない状況でも、問い合わせ窓口を通じて状況確認や支払いが可能です。
「どうせ昔のこと」と軽視せず、きちんと対応することで将来的なトラブル回避につながります。心当たりがある方は、早めの確認と行動をおすすめします。