突然の自動音声電話「あずましゅうへい」からの着信は違法?仕組みと対処法を解説

ある日突然、聞き覚えのない名前の自動音声電話がかかってきた──「あずましゅうへい」などと名乗る音声に戸惑い、不安になった方も多いのではないでしょうか。内容も不明瞭で、一体どこから番号が知られたのか、違法な詐欺ではないかと気になる方も少なくありません。本記事では、こうした自動音声による電話の正体と、番号がどこから漏れるのか、そして具体的な対処法について詳しく解説します。

自動音声の電話は何を目的としているのか?

自動音声の着信の多くは、以下のような目的でかけられています。

  • 詐欺や架空請求に誘導する目的
  • 本人確認や番号の有効性を調べる調査
  • 違法な営業・勧誘行為
  • ランダム発信による「生きた番号」収集

今回のように「あずましゅうへい」と名乗る電話についても、その内容が不明瞭で、正規の企業名や目的が不透明である場合、詐欺の初動や電話番号収集を目的としたコールである可能性が高いといえます。

自動音声による営業・勧誘電話は違法なのか?

自動音声を用いた営業や勧誘の電話には、法律上の規制があります。特定商取引法では、個人宛てに無断で自動音声を使って勧誘を行うことは原則として違法とされており、行政指導や業務停止命令の対象となる可能性があります。

また、相手の同意なく録音型の営業電話を繰り返すことは、迷惑電話防止条例や個人情報保護法にも抵触する恐れがあります。

仮に、金融業者や投資関連業者を名乗るような音声だった場合には、金融商品取引法違反や詐欺罪の可能性も考慮すべきです。

電話番号はどこから知られた?漏洩ルートの例

不審な自動音声がなぜ自分の番号を知っているのかと不安になる方も多いでしょう。電話番号が第三者に知られてしまうルートとしては、以下のような例があります。

  • 懸賞やポイントサイトなどでの情報提供
  • 過去に利用した通販サイトからの情報流出
  • SNSや掲示板への公開
  • 電話帳アプリなどを通じた拡散
  • 無作為発信(機械的に番号を生成して順番に発信)

特に最近は「ランダム発信」を利用した自動発信システムが存在し、実際に誰が出るのかを調べている業者も存在しています。

このような電話が来たときの正しい対処法

怪しい自動音声電話がかかってきたときには、次のように対応しましょう。

  • 通話に出ず、すぐに切る:相手に「生きた番号」として認識されるのを防ぎます
  • 番号を着信拒否に設定:スマホや固定電話の設定で可能です
  • 発信元番号を検索して口コミを確認:「迷惑電話番号検索」などのサイトが有用
  • しつこい場合は消費生活センター(188)や総務省に相談

また、不審な電話番号はアプリ(例:Whoscall、電話帳ナビ)などを活用することで、迷惑電話として自動ブロックすることも可能です。

二次被害を防ぐためにやっておくべき対策

今後、同様の電話を防ぐためには、次のような予防策が有効です。

  • ネット上で電話番号を登録・公開しない
  • 会員登録時には信頼できる企業かを確認する
  • 不審なサイトでは個人情報を入力しない
  • SMSや電話による勧誘に個人情報を答えない

さらに、すでに知られてしまった番号については、頻繁に着信がある場合、電話番号の変更を検討することも一つの方法です。

まとめ:「あずましゅうへい」など不明な自動音声は無視でOK

見知らぬ名前や自動音声の電話は、その多くが詐欺や勧誘、または個人情報収集の一環である可能性があります。法律的にも疑わしいケースが多く、応答や折り返しは避けるべきです。

着信があった際はすぐに切り、番号を着信拒否し、必要があれば公的機関に通報しましょう。知らない番号からの着信には、常に慎重な姿勢が重要です。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール