鍵を紛失した際に警察へ提出する遺失届は、紛失物が見つかる可能性を高めるためにもできるだけ正確な情報が必要です。しかし、提出時には慌てていて一部の情報が漏れてしまうこともあります。今回は、遺失届を出したあとに追加で情報を届け出る方法と注意点について解説します。
遺失届の基本と役割
遺失届は、財布やスマートフォン、鍵などの紛失物を警察に届け出るための制度です。届け出ることで、紛失物が警察に届けられた際に照合され、持ち主の元に返還される可能性が高まります。
鍵の場合も同様で、形状やメーカー名、鍵に付属するキーホルダーや番号などを届け出ておくことが重要です。
届け出た後に追加情報を届ける方法
遺失届を提出した後に「鍵のメーカー名」などの追加情報がわかった場合、届け出をした警察署に直接連絡をすることで、内容の追加・修正が可能です。以下の手順で行いましょう。
- 遺失届を出した警察署に電話をする
- 遺失届番号（控えに記載）と氏名を伝える
- 追加したい情報（例：鍵のメーカー名「MIWA」、刻印など）を伝える
なお、電話の際には届け出番号がわからなくても、氏名や提出日から照合してもらえることがあります。
直接来署が求められるケースもある
情報の種類によっては、電話ではなく本人確認のために再度来署が求められる場合もあります。特に、住所や氏名など個人情報を変更する際には、本人確認書類の提示が必要となることがあります。
届け出から日数が経過している場合も、対応が異なることがあるため、まずは警察署に問い合わせるのが確実です。
追加情報が重要な理由
鍵は似たような見た目のものが多いため、メーカー名や刻印番号などの情報が識別の決め手になることがあります。これにより、他の遺失物と区別され、持ち主に速やかに返還される可能性が高まります。
例えば、AさんとBさんが同じ形の鍵を届け出ていても、Aさんが「メーカーはGOAL」と伝えていたことで正確に識別され、Aさんの手元に戻るということもあります。
よくある質問：オンラインで追加情報を出せる？
現在、オンラインでの遺失届提出を受け付けている自治体も増えていますが、オンライン提出後の修正や追加は電話または来署が基本です。警察は本人確認を重要視しており、誰でも修正できる仕組みにはなっていません。
オンライン提出の場合も、修正の際には届出番号と本人確認が必要になるため、提出後の控えは必ず保管しておきましょう。
まとめ：正確な情報提供が鍵の返還率を上げる
遺失届を提出した後でも、鍵のメーカー名など新たな情報がわかった場合には、速やかに警察署に連絡して追記してもらうことが大切です。些細な情報であっても、警察の照合作業において大きな手がかりになることがあります。
情報の追加は電話一本でできることが多いため、できるだけ早めに届け出ましょう。紛失物が見つかる可能性を少しでも高めるために、情報の精度を上げることが何よりも重要です。