最近、日本国内でも海外からの不審な電話着信が増加しています。特に「＋855」から始まるカンボジアの番号は、詐欺や迷惑電話として報告されることが多く、注意が必要です。この記事では、カンボジアからの国際電話にまつわる事例や、着信時・通話後の対処方法について詳しく解説します。
カンボジアの国番号「＋855」とは
「＋855」はカンボジアの国番号です。これは国際電話で使われる番号で、日本からの視点で見ると明確に海外発信であることが分かる識別子です。
例えば、「＋855 71 978 0614」という番号は、明らかにカンボジアから発信された電話と考えられます。通常の国際的な用件がなければ、この番号からの電話は不審と捉えるのが自然です。
なぜ海外から詐欺電話が来るのか？
近年では、電話を使った国際的な詐欺行為が急増しています。特にアジア諸国を拠点にした「ワン切り詐欺」や「フィッシング詐欺」が横行しており、日本国内でも被害報告が続出しています。
詐欺の手口には、高額な通話料金を発生させる目的や、個人情報を聞き出す目的などがあります。
出てしまった場合の影響は？
もし電話に出てしまったとしても、それだけで何か重大な被害が発生することは基本的にありません。ただし、長時間の通話や相手の指示に従うことでトラブルに発展する可能性があるため、注意が必要です。
以下の点に該当する場合は特に警戒してください。
- 金銭や個人情報を尋ねてくる
- 折り返し電話を促す
- 日本語がおかしい自動音声
着信後に取るべき行動
不審な番号からの着信があった場合は、次の対応をおすすめします。
- 番号をブロックする
- 通話履歴を記録・保存しておく
- 折り返し電話は絶対にしない
- 通信キャリアに相談する
また、必要に応じて警察（サイバー犯罪対策課など）に相談することで、情報提供や助言が受けられる場合もあります。
類似の報告があるか確認する方法
番号が本当に不審なものかを確認するには、jpnumber.comやtelnavi.jpなどの電話番号情報サイトで検索すると、過去のクチコミや報告内容が閲覧できます。
たとえば、「＋855 71」などの番号で検索すると、「迷惑電話」「国際ワン切り」などのタグが付けられていることがあります。これらの情報を元に、信頼性を判断する材料にしましょう。
まとめ：知らない海外番号には出ない・折り返さないが鉄則
「＋855」から始まるカンボジアの電話番号は、一般的に詐欺や迷惑電話の可能性が高いため、出ないのが安全です。もし出てしまっても、通話内容に応じて冷静に対応し、必要に応じて通信会社や警察に相談しましょう。
今後はスマートフォンの「迷惑電話フィルター」などの機能を活用して、同様のリスクを回避する対策を講じることをおすすめします。