最近、「ヤマト運輸カスタマーセンター」と名乗る電話から、登録していない固定電話に着信があり、「◯◯さんですか？」と名前の確認を求められるというケースが報告されています。このような電話が本当にヤマト運輸からのものであるのか、それとも詐欺の可能性があるのかについて、この記事で詳しく解説します。
ヤマト運輸からの電話確認は実際にあるのか？
ヤマト運輸では、荷物の受け取りや配達に関する確認で電話をかけてくることは実際にあります。ただし、その際は基本的に「配達に関するご確認です」と名乗り、明確な理由があっての連絡です。
例えば、不在が続いた場合や、住所情報に不備がある場合に確認のために電話をかけることがあります。ですが、「お名前を確認させてください」だけで、理由の説明もない場合は慎重になるべきです。
詐欺電話の特徴と見分け方
詐欺電話の多くは、個人情報（氏名・住所・生年月日など）を聞き出すことが目的です。話し方に違和感があったり、企業名を名乗るだけで詳細を語らなかったりする場合は要注意です。
以下は詐欺の疑いが強いパターンです：
- 登録していない電話番号に着信がある
- 不自然な口調で個人情報を聞かれる
- 「教えないと対応できません」と一方的な態度を取る
- 相手が名乗る企業の正規番号と発信元の番号が異なる
電話番号を確認する方法
発信元の電話番号が表示されている場合は、ヤマト運輸公式サイトに記載されているカスタマーサービスの番号と照らし合わせましょう。
ヤマト運輸公式サイトはこちら
正規の番号でなければ、折り返しせずに無視するのが最も安全です。また、相手が「折り返さなくて良い」と言う場合も逆に不自然です。
対策と通報の方法
このような電話を受けた場合は、一切の個人情報を答えずに通話を終了し、番号を控えましょう。そのうえで以下の機関に通報できます。
- 警察庁フィッシング詐欺対策ページ
- 消費者庁（消費者ホットライン188）
- ヤマト運輸公式お客様センター：
固定電話から：0120-01-9625
携帯電話から：0570-200-000
もし本当に正規の電話だった場合は？
後から気になって確認したい場合は、公式サイトの正規番号に自分からかけ直すのが最も安全な方法です。荷物の問い合わせ番号や送り状番号が分かれば、そこから照合して本当に連絡があったか確認できます。
また、正規の担当者であれば、本人確認の目的と背景を丁寧に説明してくれるはずです。一方的に名前だけを聞いてくるのは不自然です。
まとめ：不審な電話には即答せず冷静に対応を
ヤマト運輸など大手企業を装った電話詐欺は後を絶ちません。「名前を教えてください」といった曖昧な内容には応じず、発信元の番号を確認し、必要であれば正規の窓口に自分から連絡を取るようにしましょう。少しでも怪しいと感じたら通話を終了する勇気が大切です。