MBTI診断を装ったサイト「16innertype.com」で、150円の支払い後に毎週3000円の請求が発生したという被害報告が相次いでいます。本記事では、詐欺の可能性が高いこのようなサイトに登録してしまった場合の対処法や、今後の請求を止めるための確実な手段について解説します。
16innertype.comの仕組みとよくあるトラブル
このサイトは、初回少額課金(150円など)でMBTI診断結果を表示し、実際はその後に週額数千円の自動課金契約に移行する仕組みです。
登録時に詳細な利用規約が読みにくく設定されていることが多く、ユーザーが気づかぬうちに「サブスクリプション契約」に同意させられている可能性があります。
メールアドレス入力やキャンセル手続きが無効な理由
多くの利用者は「キャンセルフォームにメールアドレスを入力したが返事が来ない」と報告しています。この場合、実際には解約処理がされていないことがほとんどです。
また、キャンセル受付完了の通知が届かない場合は、必ず課金が継続されていると考えるべきです。
カード会社への連絡と番号変更の有効性
もっとも確実な方法は、カードの利用停止+番号変更です。これにより、次回以降の不正請求を強制的にブロックできます。
具体的には以下の手順を踏みましょう:
- カード会社に「身に覚えのない定期課金がある」と連絡
- 現在のカードを停止し、新番号で再発行
- 過去の不正請求についてチャージバック(支払取消)を申請
チャージバック申請と返金可能性
一部のカード会社では、「明確な詐欺の証拠」や「解約できない状況」の記録がある場合、過去の請求について返金(チャージバック)対応をしてくれるケースがあります。
そのためには、次の資料が有効です:
- サイトのスクリーンショット(診断完了画面・料金記載ページ)
- キャンセルフォーム送信画面の証拠
- 自分のカード明細と支払い履歴
今後の予防策と注意喚起
このようなサイトの多くは、海外運営であり、日本語が自然でも事業者情報の記載がない、規約が不明瞭といった特徴があります。
・少額課金で「詳細な性格診断」「結果を見るだけ」などと記載されているサイトは要注意です。
・クレジットカードではなく、バーチャルカードやプリペイド決済を使うのも一つの対策です。
まとめ
16innertype.comのようなサイトで高額な定期請求が発生した場合、「メールでのキャンセル」だけでは不十分です。
カード停止・番号変更・チャージバック申請が現実的かつ有効な対応策となります。
少しでも不審な請求があれば、早めにカード会社へ相談し、被害を最小限に抑えるよう行動しましょう。