デリバリーサービスの普及により、ウーバーイーツなどを利用する機会が増えています。しかし、実際に届いた商品がアプリ上の写真と大きく異なると、不満や戸惑いを感じることもあるでしょう。特に内容量や具材の違いは、消費者として納得できないことも多いものです。今回は「アサイーボウルの写真詐欺」のようなケースを例に、返金申請の流れとポイントを解説します。
ウーバーイーツで届いた料理が写真と違うときのよくあるトラブル
ウーバーイーツでは、写真と異なる料理が届いたというトラブルが少なくありません。例えば以下のようなケースがあります。
- 容器のサイズが写真と違う、または内容量が極端に少ない
- トッピングや具材がまったく入っていない
- 明らかに異なるメニューが届いた(例:アサイーボウルに果物が一切なし)
これらのケースは「注文した商品が意図的に異なる内容で提供された」可能性があるため、返金申請の対象になる可能性があります。
返金の可否とウーバーイーツの対応方針
ウーバーイーツの公式ガイドラインによれば、以下のような場合は返金対応されることがあります。
- 注文と違う商品が届いた
- 一部の料理が不足している
- 著しく品質が劣る・食べられない状態で届いた
ただし、「イメージと違った」だけでは返金対象とならない場合もあるため、証拠の提示が重要です。
返金申請の手順とポイント
返金申請はウーバーイーツのアプリまたはWebサイトから行います。手順は以下の通りです。
- ウーバーイーツアプリを開き、「注文履歴」から該当の注文を選択
- 「問題を報告する」を選択し、内容に合った項目を選ぶ(例:「注文内容が違う」など)
- 状況を詳しく記載し、証拠写真を添付(料理全体と容器の中身など)
記載内容の例:「写真ではフルーツが多数トッピングされていたが、実際には一切含まれていなかった。内容量も5分の1程度と極端に少なかった。」
返金申請がスムーズに通りやすくなるコツ
返金をスムーズに進めるためには、次の点を意識しましょう。
- すぐに写真を撮る(開封前・開封後両方)
- アプリ上の商品の写真と比較できるようにスクリーンショットを保存
- 感情的にならず、冷静かつ具体的に説明
また、「繰り返し問題がある店舗」として報告しておくことで、他の利用者にとっても有益な情報になります。
それでも対応が不十分な場合は?
ウーバーイーツ側が返金対応を行わない場合でも、消費者センターに相談する手段もあります。消費者契約法では、誤認によって結ばれた契約は取り消せる場合があります。
ただし、サービスの性質上、明確な詐欺などでなければ返金の強制は難しいケースもあります。とはいえ、正当な主張であれば受け入れられる可能性は十分にあります。
まとめ:泣き寝入りせず、証拠と冷静な対応を
今回のように「アサイーボウルの写真詐欺」が明らかであれば、返金対応は十分に検討の余地があります。ウーバーイーツはユーザーのフィードバックを重視しているため、具体的な証拠と冷静な説明が大きな力を発揮します。
今後同じようなことが起きないためにも、問題があれば遠慮なく報告することが重要です。