近年、フリマサイトやネットオークションでブランド品を購入する人が増えていますが、本物か偽物かを見極めるのは難しいもの。購入後に不安になって査定に出す方も多いでしょう。今回は「複数の買取店で違う査定価格が提示された場合、商品は本物と考えてよいのか?」という点を中心に、査定価格と真贋の関係について詳しく解説します。
査定価格が異なるのはなぜ?
まず前提として、ブランドバッグの査定価格はお店によって大きく異なることがあります。その理由は、店舗ごとの販売ルート、在庫状況、需要、真贋判定能力の差などが影響しているためです。
例えば、ある買取店では10,000円と査定されたバッグが、別の店舗では6,000円と評価されることも珍しくありません。これだけで偽物とは断定できません。
複数店舗で査定を受けるメリット
1店舗だけの査定では価格の妥当性が判断しにくいため、2〜3店舗での査定が推奨されます。価格の幅が極端でなければ、それなりに信頼できる可能性が高いといえます。
実例として、某人気ブランドのバッグをフリマで購入し、A店で12,000円、B店で8,000円、C店で9,000円の査定が出たケースでは、いずれの店舗も「真贋に問題なし」との見解でした。
査定価格が極端に安い場合の注意点
1万円程度で買ったバッグが数百円など極端に安い査定の場合、注意が必要です。買取店によっては、本物か不明と判断した場合に、リスク回避のため非常に安く見積もることがあります。
このような場合は、鑑定士が常駐している信頼性の高い専門店や、正規鑑定書の発行が可能な鑑定サービスに依頼するのが安心です。
本物か偽物かを確かめる方法
- 正規店での確認:ブランド直営店に持ち込めば真贋判定してくれる場合があります。
- 鑑定アプリやサービス:スマホで写真を送るとプロが鑑定してくれるサービスも普及しています。
- 製品番号・シリアル確認:ブランドによっては製品番号の照合で真贋がわかる場合があります。
フリマ購入時にできる対策
購入時に出品者の評価、商品の写真、シリアルナンバーの有無、付属品(ギャランティーカードなど)をよく確認しましょう。高額商品であれば返品ポリシーや購入証明書の提示も求めるのが安心です。
また、匿名配送ではなく追跡可能な方法を選ぶことも大切です。
まとめ
複数の買取店でそれなりの価格が提示された場合、真贋に大きな問題がない可能性が高いと考えられます。しかし査定価格の幅が大きすぎる、または極端に安い場合は、専門的な鑑定を受けるのが確実です。フリマ購入時もリスクを抑える対策を取りつつ、安心してブランドアイテムを楽しみましょう。