故人宛に届くKDDIの請求書が止まらない…契約内容不明でも対応できる手順と相談先まとめ

大切な家族を亡くした後、遺品整理や名義変更の手続きを進めるなかで、意外と多くの人が直面するのが「故人名義のまま請求書が届き続ける」という問題です。特に通信系の請求、たとえばKDDI(au)からの請求書が何のサービスかもわからず、解約すらできないという声が少なくありません。本記事では、そんなときに取るべき具体的な対応方法を解説します。

KDDIから届く請求書の正体を見極めるには?

請求書に記載されている「ご利用明細」や「ご契約内容」を確認しましょう。KDDIの請求書には、「ご請求番号」や「お客様番号」、一部では「auひかり」や「電話サービス」などの種別が書かれていることがあります。

たとえば、「KDDIまとめて請求」などと記載されていれば、複数の契約を一括で支払っている可能性もあります。もしご利用内容が不明な場合は、故人の名前・住所・請求書情報をもとに調査依頼をKDDIに申し出ることができます。

問い合わせ先がわからない、オペレーターに繋がらないときの対処法

自動音声でたらい回しにされてしまいがちな通信系の窓口ですが、KDDIには専用の問い合わせフォームがあります。KDDI総合お問い合わせ窓口のページから「契約者が亡くなった場合」などに該当するカテゴリを選び、フォームまたはチャットで相談しましょう。

電話で話したい場合は「0077-7064(KDDIお客さまセンター)」にかけ、音声案内中に「0」や「9」を入力すると、オペレーターに繋がることもあります(変更の可能性あり)。

故人の契約解除・名義変更に必要な書類とは?

解約手続きや名義変更の際には、以下のような書類が必要です。

  • 故人の死亡診断書や除籍謄本のコピー
  • 請求書の写し
  • 相続人または代理人の本人確認書類(免許証など)
  • 委任状(代理人手続きの場合)

郵送や窓口持参、またはKDDI指定の方法に従って提出することで、契約の解約や請求停止が可能になります。

事例:実際にあった対応例と注意点

実際に読者から寄せられた事例では、「auのスマホが解約されていないまま放置されていたため、月額料金が数か月分請求され続けていた」といったケースがありました。この場合、死後の契約解除は遡ってできず、支払義務が発生することもあるため早めの対処が重要です。

一方で、身に覚えのない請求であれば、調査の結果「すでに解約済のサービスに関する行き違い」や「誤った請求」であることもあります。その場合は返金対応が受けられる可能性もあります。

困ったときの第三者相談先

通信会社とのやりとりが難航した場合は、以下の第三者機関にも相談できます。

特に、契約内容が明示されないまま高額請求が続いている場合などは、消費者保護の観点からも相談をおすすめします。

まとめ:不明な請求は放置せず、丁寧な確認と手続きを

通信サービスにおける名義人の死後対応は、慣れていない人にとって複雑に感じるものです。しかし、正しい問い合わせ先と必要書類を知っておけば、スムーズに請求停止・解約が可能です。

故人に関する通信契約の処理は、時間が経つほど手続きが煩雑になりやすいため、なるべく早めの対応が肝心です。この記事が、同じような悩みを持つ方の助けとなれば幸いです。

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