交通事故や物損事故で警察に関与した後、連絡が来ないまま数週間が過ぎると不安になります。本記事では、特にコンビニなどの私有地での物損事故において、現場検証後に連絡がない場合に取るべき対応について解説します。
現場検証後に警察から連絡がない理由とは
警察が現場検証後に連絡を控える理由はいくつか考えられます。まず、事故内容が軽微で刑事事件化しない場合、被害者との示談を優先させる方針が取られることがあります。また、被害者側との調整が難航していたり、連絡が取れないことも一因です。
特に物損事故では、民事上の解決（＝示談）が優先されるため、警察の介入が限定的となる場合があります。
連絡が来ないまま数週間経過したらどうすべきか
3週間以上連絡がない場合、こちらから警察に問い合わせることが適切です。事件番号や担当警察署・担当者名がわかっていれば、スムーズに対応してもらえるでしょう。
丁寧な口調で「その後の状況について進展があれば教えていただきたい」というスタンスで連絡すれば問題ありません。
保険会社へはいつ連絡すべきか
本来であれば事故直後に保険会社に報告すべきですが、当て逃げとして警察が受理している場合、保険会社もそれに基づいた手続きを進めます。
すでに被害者と示談の意向があるのであれば、保険会社にも早めに連絡し、対応の方針を確認することが望ましいです。警察からの正式な連絡がなくても、「事情説明」という形で進めることは可能です。
示談が成立しない場合の流れ
仮に被害者が示談に応じない場合や、修理費の請求が後になってくる場合は、民事訴訟や損害賠償請求に発展することもあります。その場合、保険会社を通じて話を進める方が安全です。
また、修理が終わっていない（＝フェンスが壊れたまま）のであれば、オーナーがまだ保険請求や業者手配を行っていない可能性もあります。
警察への問い合わせ例
連絡する際は以下のように伝えるとよいでしょう。
- ・事件番号（分かれば）
- ・事故日時と場所
- ・現場検証を行った日と担当警察署
- ・「その後の手続きや、私の対応が必要なことがあれば教えてください」と伝える
まとめ
✔ 警察からの連絡がない場合、自主的に問い合わせることはまったく問題ありません。
✔ 保険会社への連絡は早い方が望ましく、状況説明と共に相談しましょう。
✔ 示談の進捗や被害者側の動きが停滞している可能性もあるため、慎重かつ能動的な行動が必要です。
行動を起こすことで、気持ちの面でも前向きに整理が進むことがあります。連絡を待つだけではなく、確認する姿勢が安心につながります。