突然知らない番号から電話がかかってくると不安になります。特に、ほとんど通話を利用しない方や電話番号を限られた人にしか教えていない方にとっては、着信そのものがストレスになることもあります。この記事では、迷惑電話や詐欺電話に対する具体的な対処法と予防策を解説します。
知らない電話番号からの着信は基本的に出ない
知らない番号からの着信には、安易に出ないことが基本です。正当な用件がある場合は、相手はメッセージを残すか、再度かけ直してくるでしょう。特に「0800」などフリーダイヤルからの着信には注意が必要です。
たとえば、最近では「0800-500-9855」などの番号が報告されており、勧誘目的やアンケート調査を装った通話が多発しています。スマートフォンには着信拒否機能や迷惑電話ブロックアプリを活用しましょう。
もし出てしまった場合の対処法
着信に出てしまっても、相手が名乗らなかったり、話の内容があいまいだったりする場合はすぐに通話を終了しましょう。話を続けることで、個人情報を引き出される可能性が高まります。
たとえば「無料で調査中です」や「アンケートご協力のお願いです」などと話し始めるケースは典型的な手口です。断る際は「必要ありません」と短く伝え、それ以上のやりとりは避けましょう。
電話を受けたあとに気をつけるべきこと
通話に応じてしまった場合、個人情報を話していないかを思い出し、万一話してしまった場合はすぐに家族や信用できる人に相談しましょう。また、携帯会社や消費者センターに報告するのも有効です。
悪質なケースでは、相手が後日再度かけ直してくることがあります。その際には、着信履歴を保存し、ブロック設定や通話録音アプリの活用を検討しましょう。
迷惑電話を防ぐための設定とアプリ活用法
スマートフォンには標準で着信ブロック機能があります。設定メニューから「不明な番号からの着信を拒否する」などの項目を有効にしましょう。iPhoneでは「設定＞電話＞不明な発信者を消音」、Androidでは「設定＞通話＞ブロック設定」などから設定可能です。
さらに、高評価の迷惑電話ブロックアプリを活用すると、リアルタイムで詐欺番号を自動識別してくれます。たとえば「Whoscall」「Truecaller」などが人気です。
不安な場合は公的機関に相談を
電話の内容に不安を感じたり、詐欺かどうか判別がつかない場合は、消費者庁の公式サイトや最寄りの消費生活センターに相談しましょう。無料で専門スタッフが対応してくれます。
また、警察の「#9110」番（全国共通の警察相談専用番号）でも相談可能です。緊急性がないものや、「詐欺かもしれない」といった段階でも遠慮せず活用しましょう。
まとめ：冷静な対応と情報収集がカギ
詐欺電話は誰にでもかかってくる可能性がありますが、冷静に対応し、個人情報を渡さなければ被害に遭う可能性は低くなります。着信履歴や通話内容を記録し、必要に応じて第三者に相談する体制を整えておくことが大切です。
「知らない番号には出ない」「出ても話さない」「記録を残す」という三原則を意識し、安心・安全なスマホライフを送りましょう。