LINEで広がる出会い系詐欺「FatePlace結び場」に注意|3段階の送金と法的措置の脅しの実態とは

最近、LINEのメッセージ経由で広まっている「FatePlace結び場」という出会い系サービスを名乗る勧誘が問題になっています。3段階の証人手続きと称して送金を要求し、最終的には弁護士からの連絡や職場への通知といった脅し文句が使われるこの手口。この記事では、このような詐欺的構造の実態を詳しく解説します。

「FatePlace結び場」とは何か?

「FatePlace結び場」は、出会い系サービスと称してLINEで個別に連絡してくるケースが多いと報告されています。その特徴は、3段階の「会員証人手続き」と称するステップごとの送金要求です。

最初は数千円から始まり、段階が上がるごとに1万円、3万円とエスカレートするのが典型的です。

事例:「このまま証人として完了すれば報酬として〇万円が返ってくる」といった説明で、送金へのハードルを下げようとします。

利用規約を提示しないのは違法の可能性が高い

「法的措置をとる」「規約に基づく」と言いながら、その利用規約自体を見せないというのは極めて不自然です。正当なビジネスであれば、利用規約や契約書の提示は当然の義務であり、それを拒む時点で疑うべきです。

特に、一方的な送金指示+契約内容の非提示は、消費者契約法違反や詐欺罪に抵触する可能性があります。

「弁護士が職場に手紙を送る」は脅し文句の定番

このようなケースでは「法的措置をとる」「職場に通知する」といった脅し文句が使われますが、これらは典型的な詐欺の手口です。

実際に弁護士が動くには、正式な委任契約や正当な債権が必要で、ましてや職場に通知するような行為はプライバシーの侵害として逆に訴えられる可能性すらあります。

返金の約束は高確率で嘘

送金額が「後から報酬として返ってくる」という主張も、現金還元を謳う悪質ビジネスの常套句です。実際に返金された事例は確認されておらず、フェーズが進むごとに金額が上がるだけという報告が大半です。

注意:過去にこうした送金後に「今度こそ最後」「これが通れば全額返金される」という文言でさらに金銭を要求される被害も確認されています。

被害にあった場合の対処法

このような事例は「詐欺」または「特定商取引法違反」に該当する可能性があり、個人で悩まずに早期に公的機関へ相談するのが重要です。

まとめ:FatePlace結び場は極めて危険な手口

「段階を踏んで送金」「返金を装う」「法的措置と脅す」「利用規約を見せない」といった行為は、消費者を混乱させる悪質な詐欺手口です。一度でも送金してしまった方も、次の段階には絶対に進まず、すぐに相談窓口へ連絡しましょう。

情報を正しく理解し、冷静に対応することが、被害拡大を防ぐ第一歩です。

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