「買った覚えのない商品が何度も届く」——そんな不可解な体験に不安を感じていませんか？特に、発送元がバラバラで連絡も取れず、以前に個人情報を漏らしたことがあるなら、これは偶然ではないかもしれません。この記事では、“謎の荷物”が届く理由とその背後にある詐欺の可能性、そして今すぐできる対処法を丁寧に解説します。
身に覚えのない荷物が届く理由とは
買った記憶のない商品が届く原因には、いくつかの可能性があります。
- 個人情報を悪用した詐欺行為（ブラッシング詐欺）
- 第三者が商品購入後、住所を勝手に指定
- 詐欺業者による“信頼度上げ”のための送付
特にブラッシング詐欺は、Amazonなどのレビュー評価を上げる目的で勝手に商品を送り付け、レビュー投稿者になりすます手口です。送付先に損害がないように見えて、住所や名前の漏洩が前提となっているため、リスクが高い行為です。
過去の詐欺被害と今回の関係性
質問者のように、以前に個人情報を詐欺で渡してしまった経験がある方は、その情報がリスト化されて悪用されている可能性があります。
たとえば、「名前・住所・電話番号・口座情報」などが悪用されて、複数の業者にデータが出回り、異なる会社名で偽の注文が繰り返されるケースが報告されています。発送元が空き地など実在しないのは、カバー会社（ダミー業者）を使った詐欺の典型です。
届いた荷物に対してやるべき対応
- 受け取ってしまった場合は、まず中身を記録・保管しておきましょう
- 商品の明細や送り状を撮影し、管轄の消費生活センターに報告
- 代金引換（代引き）の場合は絶対に受け取らない
- 身に覚えのない契約や請求書が届いた場合も無視せずすぐ相談
実際に、ある家庭では数ヶ月にわたり複数のダミー商品が届き、調べた結果ブラッシング詐欺と判明。不要商品は返送せず保管し、証拠として活用されました。
二次被害を防ぐためにやるべきこと
以下の対策で、今後の被害拡大を防げます。
- 不審な住所への荷物転送をブロックするため、郵便局・宅配各社に「転送不要」の設定依頼
- 住所録データベースからの削除申請（スパム業者に提供している可能性がある）
- クレジットカード会社や銀行に相談し、念のためモニタリング強化や口座変更を検討
また、信頼できるセキュリティソフトや個人情報監視サービス（ダークウェブ監視など）の活用もおすすめです。
警察や消費生活センターへの相談も忘れずに
身に覚えのない荷物が繰り返される場合、それは「個人情報が悪用された」という被害事実に該当します。迷わず警察の生活安全課または消費生活センターに届け出ましょう。
届け出の際には、配送伝票・外箱・商品自体の写真などがあるとスムーズです。実際にこれが証拠となり、類似被害の捜査が進んだ事例もあります。
まとめ：届く商品より「情報流出の痕跡」に警戒を
– 身に覚えのない商品が届くのは、個人情報悪用の兆候。
– ブラッシング詐欺やなりすまし注文が主な原因。
– まずは記録を取り、消費生活センターや警察に相談を。
– 住所や口座などの変更や監視サービスの活用も検討。
繰り返されるほど「情報が出回っている」サインです。焦らずに、ひとつずつ対応を進めていきましょう。