サイドミラー同士の接触事故で気をつけたい修理費・過失割合・対応の流れ

交通量の多い道路や狭い道を走行していると、サイドミラー同士の接触事故は意外とよく起こります。相手側の車に大きな損傷がなくても、自分の車の破損が大きいと精神的な負担も大きくなります。この記事では、サイドミラー同士の接触事故が起きた場合に知っておきたいポイントについて解説します。

サイドミラーの接触事故は意外と多い

サイドミラー同士の接触は、都市部の狭い道路、すれ違い時、あるいは駐車場内などでよく発生します。特に大型車やミニバンではミラーの張り出しが大きいため、接触リスクも高まります。

たとえば、トヨタのエスクァイアのようなミニバンでは、サイドミラーにウインカーや自動格納機能が搭載されており、部品代や修理費が高額になる傾向があります。

修理費用の目安と10万円の壁

サイドミラーの修理費用は、破損の程度や車種によって大きく異なります。トヨタ・エスクァイアの場合、ミラーカバーの軽微な擦り傷だけなら塗装修理で数千円~1万円程度ですが、ウインカーや格納機能まで破損していれば、部品代と工賃を含めて5万円~10万円以上かかることも珍しくありません。

純正ミラーASSY交換になると、ディーラー価格では8万円以上になることもあります。したがって、相手方から「10万円ほどかかる」と言われた場合、それは十分にあり得る金額といえます。

過失割合は10対0になるのか?

一般的に、双方が動いている場合は過失割合が「五分五分」になることが多いですが、明らかに一方の側に進路保持義務違反などがある場合、0対10と認定されるケースもあります。

たとえば、対向車線にはみ出していた、自車のミラーが明らかに突き出ていた、スピード超過があったなどの事情がある場合には、自らの過失が重く認定されやすくなります。

修理費の確定にはどれくらい時間がかかる?

相手方がディーラーや整備工場に車を持ち込んで見積もりを取るまで、数日~1週間程度はかかるのが一般的です。保険会社を通して対応している場合は、さらに書類処理に時間を要するため、正式な金額提示まで1〜2週間かかることもあります。

早急に確認したい場合は、相手方に見積もり書のコピーを送ってもらうよう依頼するのが良いでしょう。

実例:実際にあったエスクァイアのミラー修理費用

例として、あるユーザーがトヨタのエスクァイアの右サイドミラーを交換したケースでは、以下のような費用がかかりました。

項目 金額(円)
ミラー本体(ウインカー付) 48,000
塗装・取付工賃 22,000
合計 70,000

このように、見た目では「少しの破損」でも、高機能な部品が使われている車種の場合は修理費が嵩む傾向があります。

まとめ|誠意ある対応がトラブル回避の鍵

サイドミラー同士の接触事故は、損害が限定的である分、当事者間での示談に発展しやすい傾向があります。だからこそ、誠実かつ冷静な対応が重要です。

相手方に非がなく、こちらに全面的な過失があると考えるのであれば、保険を活用する、あるいは実費での支払いをスムーズに行うことで、余計なトラブルを避けることができます。

まずは修理見積もりを確認し、必要に応じて保険会社や交通事故専門の相談窓口に助言を求めるようにしましょう。

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