詐欺サイトの見分け方とは?被害を防ぐために覚えておきたい10のチェックポイント

近年、インターネット上には実在する企業を装った偽サイトや、破格の値段で商品を販売している詐欺通販サイトが増えています。特にスマートフォンでのネット利用が増加する中で、詐欺サイトに気づかずに情報を入力してしまう被害も後を絶ちません。この記事では、詐欺サイトの代表的な特徴とその見分け方、そして安全にネットショッピングをするためのポイントを詳しく解説します。

1. 価格が異常に安い

詐欺サイトの最大の特徴のひとつが、相場よりも極端に安い価格設定です。例えば、定価5万円のブランドバッグが8,000円で売られていたり、有名ゲーム機が新品で半額以下になっていたら注意が必要です。

実際に「定価の3割以下でApple製品が買える」と謳う偽サイトで購入後、商品が届かず連絡もつかないというケースが報告されています。

2. サイトのURLに違和感がある

公式サイトに似せたURLを使うケースもあります。たとえば、amazon.co.jpと見せかけてamaz0n.coのように、一文字だけ違うものや、妙に長い・意味不明な文字列が含まれているURLには警戒が必要です。

本物そっくりのロゴやデザインでも、URLをチェックすることで判別できる場合があります。

3. 支払い方法が銀行振込のみ

クレジットカード決済が使えず、銀行振込のみというサイトは、詐欺サイトの可能性が高くなります。特に「先払い限定」「入金後の連絡が来ない」などの被害が多く報告されています。

PayPayやメルペイなどのQRコード決済のみに限定されている場合も要注意です。

4. 会社情報・特定商取引法の表記が曖昧

特定商取引法に基づく表記に、運営会社の所在地や電話番号がなかったり、記載されていても検索しても存在しない場合は危険です。

表記があっても、明らかに海外の住所であったり、法人名が一致しないなどのパターンも見られます。

5. サイト内の日本語がおかしい

機械翻訳のような不自然な日本語や、文法ミスが目立つサイトは、海外の詐欺業者によって運営されている可能性があります。

例:「この製品があなたににふさわしいを届けます」など。

6. SSL化(HTTPS)されていない

URLが「http://~」で始まるサイトは、通信が暗号化されていないため、個人情報の漏洩リスクが高まります。安全なサイトは必ず「https://」で始まるSSL化がされています。

ブラウザに「保護されていない通信」などの警告が出る場合は絶対に個人情報を入力しないでください。

7. 問い合わせがメールフォームのみ

メールフォームしかなく、電話対応不可・LINE対応のみなどのパターンも詐欺サイトに多く見られます。返信がない、もしくはテンプレートのような内容しか返ってこない場合も要注意です。

8. サイトの運営歴が浅い

「URL age checker」などのツールでドメイン取得日を確認し、開設されたばかりのサイトであれば信頼性が低い可能性があります。

新規ドメインは詐欺行為後に閉鎖され、また新しいドメインで再開するという手口が一般的です。

9. SNSの公式アカウントが存在しない

本物の通販サイトであれば、InstagramやX(旧Twitter)などに公式アカウントを持っている場合がほとんどです。存在しない、または投稿がないアカウントしか見つからない場合は警戒しましょう。

10. ユーザーレビューがない/サクラっぽい

商品レビューが一切ない、または全てが★5で「届きました!安くて最高!」といった簡素なレビューばかりの場合は要注意です。

GoogleやSNSで同じ店名やURLを検索し、詐欺情報共有サイトなどでも確認しましょう。

まとめ:詐欺サイトのリスクを回避するために

詐欺サイトはますます巧妙化しており、見た目だけでは判断が難しいこともあります。「少しでも怪しい」と感じたら、その直感を信じることが最も大切です。そして、価格・URL・支払い方法・運営者情報などを総合的にチェックし、安全なネットショッピングを心がけましょう。

被害に遭ってしまった場合は、消費者庁消費生活センターにすぐ相談してください。

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