ポイ活や求人サイトにハマって大量にアカウントを作成したものの、今は全く使っていない──そんな状況に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。パスワードを忘れてログインもできず、放置状態になっているアカウント。果たしてそのままでいいのでしょうか?この記事では、セキュリティや情報漏洩の観点から、放置アカウントに対して何をすべきか、具体的な対策と整理の手順をご紹介します。
放置アカウントのリスクとは?
使っていないアカウントでも、インターネット上にはあなたの個人情報が残ったままになっています。たとえば、登録時に入力した氏名・電話番号・メールアドレス・ログイン情報など。
これらのアカウントが不正アクセスの対象になると、情報漏洩やなりすまし被害に発展するおそれがあります。特にパスワードを使い回していた場合、他の重要なサービスへの連鎖的な被害も考えられます。
まずは放置アカウントを確認する方法
まずは、自分がどのサイトに登録していたかを思い出しましょう。以下の方法が役立ちます。
- メール受信履歴から「登録完了」や「お知らせ」などの件名で検索
- ブラウザのパスワード保存履歴を確認(ChromeやSafariの設定から)
- メモ帳・パスワード管理アプリに残っている情報を再確認
それでも思い出せない場合は、代表的なポイ活サイトや求人サイト(モッピー・ポイントタウン・リクナビなど)に対して個別に問い合わせるのも手です。
ログインできないアカウントへの対応
パスワードやIDを忘れてログインできない場合も、ほとんどのサイトでは「パスワード再設定」機能が利用可能です。
登録時のメールアドレスが使えれば、「パスワードを忘れた方へ」からリセット申請しましょう。それができない場合は、サイトの問い合わせ窓口から本人確認情報を添えて削除依頼を送るのが一般的な流れです。
実際に「メールアドレスが不明だがアカウント削除したい」と申請して対応してもらえた事例もあります。
退会・削除ができない場合の代替策
中には退会フォームがなく、完全削除できないサイトも存在します。その場合は以下のような代替策が有効です。
- パスワードをランダムな文字列に変更し、ログインできない状態にする
- 登録情報をダミー情報(例:名前=削除希望、住所=架空)に変更
- メール通知を無効化し、連絡を遮断
最低限の個人情報流出リスクを下げることができます。
パスワード管理の工夫で今後の防止策を
再発防止のためには、パスワード管理ツールの活用がおすすめです。たとえば以下のようなツールが定番です。
- 1Password
- LastPass
- Bitwarden(無料で高機能)
これらを使えば、ID・パスワードを安全に一元管理でき、複雑なパスワードでも覚える必要がなくなります。
まとめ|放置アカウントは放置しないで。思い出せるうちに整理を
使わなくなったポイ活サイトや求人サイトのアカウントを放置しておくのは、情報漏洩や不正利用のリスクに直結します。まずはメール履歴やブラウザ履歴から登録状況を洗い出し、削除やパスワードリセットを進めましょう。
今後のためにも、パスワード管理アプリの活用や、登録時のルールを決めておくことが、情報管理の第一歩です。