メルカリなどのフリマアプリでは、教科書や教材の出品も多く見られます。しかし、特に「解答・解説」など付属物の有無についての誤解や行き違いが原因で、トラブルが発生するケースもあります。この記事では、塾教材や教科書を出品・購入する際に気をつけたいポイントを、具体例を交えながら紹介します。
教材に付属物がある場合、説明の明記は必須
教科書や問題集には、別冊として「解答・解説」冊子が存在することがよくあります。これが別売りまたは紛失している場合、出品者としては「解答は付きません」などの一文を明記するのが基本です。
たとえ写真に写っていなくても、買い手は「付属している前提」で購入することがあります。出品者側の説明不足と見なされる可能性があるため、特に教材系は細かい情報まで記載しましょう。
購入者側にも「確認責任」がある
一方で、購入者側にも注意義務はあります。写真に写っていない物が含まれるか疑問がある場合、コメントで確認を取るのが安全です。
「勝手にあるものと思った」「聞かなかったけど当然あるはず」は通用しません。メルカリのガイドラインでも「商品説明をよく読み、納得してから購入すること」が推奨されています。
メルカリ運営の判断はどちらに?
メルカリの運営は、紛争時には基本的に「商品説明」と「写真」をもとに判断します。商品ページに明記されていない=誤解を生む表現と見なされることがあるため、出品者は説明責任をしっかり果たす必要があります。
たとえば「教材本体のみ」「解説なし」「写真のものがすべてです」などの記載があれば、トラブルの回避につながります。
トラブルを防ぐためにできること
- 出品者側:写真に写っていない物については「付属しません」と必ず明記
- 購入者側:不明点があれば、購入前にコメントで確認を
- 「状態」「付属物」「書き込みの有無」などを分かりやすく箇条書きで記載
- 付属品がないなら「解答別売り」「写真にある本のみ」などの表現を活用
出品者と購入者がそれぞれ基本的なマナーと確認作業を行えば、トラブルは大幅に減らせます。
実際の類似トラブル例と対応
たとえば、別の事例では「英検教材のCDがない」とクレームが入りましたが、出品者が「CDは付きません」と明記していたことで、メルカリ運営は出品者側に非はないと判断しました。
反対に、何も書かれておらずCDが付属している前提で購入された場合、運営判断が購入者寄りになる可能性もあるため、注意が必要です。
まとめ:教材出品は説明の丁寧さがカギ
メルカリでの教材トラブルを避けるには、出品者は説明責任を丁寧に果たし、購入者は確認を怠らないことが重要です。
特に付属物の有無や状態は、写真・文章両方で明示しておきましょう。お互いが納得して取引できるよう心がければ、メルカリの利用も安心して行えます。