最近SNS広告などから誘導される「16innertype」というサイトに関する相談が増えています。特に、安価な性格診断やテストに見せかけてカード情報を入力させ、その後自動的に高額な定期課金が発生するというケースが多く見られます。この記事では、誤ってカード情報を入力してしまった場合の具体的な対処法、解約手順、カード会社との連携方法について詳しく解説します。
16innertypeとは?注意すべきポイント
「16innertype」は一見すると無料または低価格の性格診断テストサイトですが、実際には海外の業者が運営しており、利用規約の中で定期購読(サブスクリプション)契約が自動的に成立する仕組みになっていることがあります。
支払い画面には小さく「7日後に約60ドルが週単位で自動課金されます」といった記述があることも多く、見落として登録してしまうユーザーが後を絶ちません。
すでにカード情報を入力してしまった場合の初動対応
まず、カードの不正利用防止が最優先です。以下の行動を即時に取ることが推奨されます。
- クレジットカード会社に連絡し、課金停止とカード番号の変更(再発行)を依頼
- 見覚えのない課金がないか利用明細を確認し、チャージバック(返金申請)が可能か確認
- 今後の引き落としを防ぐためにも、カードの停止措置は強く検討すべき
「親のカード」を利用していた場合でも、カード契約者本人が対応しなければなりません。すぐに相談しましょう。
解約手続きは本当に完了しているのか?
サイトの「購読解除」ボタンを押しただけでは、解約が完全に処理されている保証はありません。メールアドレスを送信しても返信が来ない、解約確認の通知が届かないといった報告が多く、形式的な解除画面だけで実際は登録が続いていたという例もあります。
英語で以下のようなメールを直接サポートに送ると効果的です。
Subject: Subscription Cancellation Request
Body: I request the immediate cancellation of my subscription and deletion of any personal and payment data associated with my email address [your email].
ただし、返答がない、無視される、あるいは解約完了メールが来ない場合には早めにカード会社経由での対応に切り替えるべきです。
継続請求が止まらないときの追加手段
サポートから反応がない、または実際に請求が継続している場合、以下の対応を組み合わせることが重要です。
- カードの利用停止と再発行(番号が変われば課金は止まる)
- 消費者庁・国民生活センターへの相談
- 英語対応が必要な場合は消費者トラブル海外対応窓口(JETRO)を活用
また、万が一請求が複数回続いた場合は、過去の決済履歴をもとにチャージバック(異議申し立て)を申請し、支払い取り消しを求めることも可能です。
同様の被害を防ぐために今できること
被害が落ち着いた後は、今後このようなトラブルを避けるための対策を意識しましょう。
- 広告経由で見知らぬ海外サイトにアクセスしない
- カード情報を入力する前に「特商法表記」や「利用規約」を確認
- サブスク系サイトでの支払いにはプリペイドカードやデビットカードを活用
- 未成年・学生は保護者と共有して慎重に利用
また、クレジットカードの利用明細は毎月必ずチェックする習慣を持ち、不審な取引を早期に発見できるようにしましょう。
まとめ:16innertypeにカード情報を入力したら即時対応を
16innertypeのようなサブスクリプション型海外サイトにカード情報を登録してしまった場合、「解約したつもり」では危険です。まずはカード会社に連絡し、課金の停止と再発行を依頼しましょう。
サイト側から解約確認の連絡が来ない場合や、課金が継続していると感じたら、迷わず専門機関へ相談することが大切です。冷静に、早めの対処を心がけてください。