車に乗り始めて間もない方にとって、自分で起こした軽い事故でも「これは保険を使うべき?」「ドラレコの映像って見られるの?」と不安に感じることは少なくありません。この記事では、駐車場の岩に車をぶつけたケースを例に、保険会社への連絡の必要性やドライブレコーダー映像の扱いについて丁寧に解説します。
自損事故とは?該当するケースを確認
駐車場の岩やポールに車をぶつけてしまった場合、それは「単独事故」や「自損事故」と呼ばれます。相手が存在せず、自分の車だけが傷ついたケースがこれに該当します。
このような事故では、基本的に自動車保険の「車両保険」を利用することになります。対人・対物保険では補償されないため、自分の契約内容を今一度確認することが大切です。
保険会社に連絡するべきか?判断ポイント
まず、修理費用がどれくらいかかるかを見積もることが先決です。仮に修理費が1万〜3万円程度で済む場合は、保険を使わず自己負担で対応したほうが、翌年以降の保険料が上がらずに済むことが多いです。
一方、修理に10万円以上かかるような場合には、保険を使うことで結果的に得になることもあります。保険を使うか使わないかは、修理費と等級ダウンによる保険料上昇のバランスを見て判断します。
ドライブレコーダーの映像は提出義務がある?
保険会社に映像を提出するかどうかは、事故の内容や申請内容次第です。軽い自損事故で、特に保険金詐欺や虚偽の可能性がない限り、ドラレコの提出を求められることは少ないです。
ただし、映像がある場合は自分の記憶と事実を照らし合わせて申告する参考資料になります。任意で提供することもできますし、提供を拒否してもペナルティはありません。
保険を使うメリットとデメリット
- メリット:高額な修理費用を保険でカバーできる
- デメリット:等級が下がり、翌年以降の保険料がアップする
例として、等級が1ランク下がることで、年間の保険料が2万円上がる場合、修理費が5万円未満なら保険を使わない方が得になる可能性があります。
初心者が気をつけたい今後のポイント
今後の運転で同様のトラブルを避けるためには、以下の点を意識しましょう。
- 駐車場でのハンドル操作はゆっくり慎重に
- 岩やポールは見落としやすいので、確認後にハンドルを切る
- 車両感覚を掴むために、広い場所で練習を重ねる
また、万が一に備えて車両保険の内容を定期的に見直すこともおすすめです。
まとめ:まずは冷静に状況を把握して判断を
駐車場での軽い事故でも、不安にならず冷静に対応することが大切です。保険会社への連絡は任意ですが、修理費が高額になりそうな場合は早めの相談が安心です。ドラレコの映像提出についても心配しすぎる必要はありません。今後の安全運転と、保険の有効な活用のためにも、正しい知識を身につけておきましょう。