偽サイトで偽物商品を注文してしまった場合の対処法と注意点|ブランド通販のトラブルを回避するために

インターネット通販の普及に伴い、ブランド品を模倣した偽物を販売する悪質な偽サイトが後を絶ちません。特に実在する有名企業の名をかたったサイトも存在しており、被害に遭うケースが増えています。ここでは、偽サイトから商品を購入してしまった場合の対処法と、今後の防止策について詳しく解説します。

偽物が届いた!まず確認すべきこと

注文した商品が明らかに偽物と思われる場合、まず確認すべきは「購入元が本物のブランド公式サイトや正規取扱店かどうか」です。本物の会社と誤認させる偽サイトは、ドメイン名やデザインも巧妙に模倣されています。

たとえば「brandoff.com」ではなく「brandoff-shop.com」のように一見本物に見えるURLが使われていることもあります。また、注文後に確認メールが来ない、届くまでに異常に時間がかかるなども偽サイトの特徴です。

偽サイトで購入してしまった場合の具体的な対処手順

以下は、偽サイトで商品を購入してしまった可能性がある場合の対処ステップです。

  • 1. カード会社や決済サービスに連絡:クレジットカードやPayPayなどを利用した場合、不正利用の申請が可能です。できるだけ早くカード会社に連絡しましょう。
  • 2. 警察へ相談・被害届の提出:サイバー犯罪相談窓口または最寄りの警察署で、「インターネット詐欺被害」として被害届を出すことが推奨されます。
  • 3. 消費生活センターへの相談:国民生活センター(https://www.kokusen.go.jp/)に相談することで、専門的なアドバイスや交渉支援を受けることができます。

本物のブランドショップかどうかを見分けるコツ

偽サイトを見抜くには、以下の点に注意してください。

  • ドメイン名に違和感がないか:公式の「.com」「.jp」などと異なる不自然なドメインに注意。
  • 運営会社情報が記載されているか:特商法表記がないサイトは要注意です。
  • 不自然な日本語表記や画像の粗さ:翻訳されたような文章や不鮮明な商品画像も偽サイトの特徴です。
  • 極端な値引き・割引表示:定価の半額以下で販売されているブランド品は疑ってかかるべきです。

実在するブランド企業では、こうした偽サイトに対する注意喚起ページを公開していることもあります。BRAND OFFの偽サイト注意ページなどで情報を確認しましょう。

購入前にできる安全対策

1. ブラウザのセキュリティチェック:Google ChromeやSafariなどのブラウザは、安全でないサイトを警告してくれることがあります。警告が出たら絶対に続行しないようにしましょう。

2. SNSや口コミサイトでの評価確認:不審なサイト名で検索すると、「偽サイト」「詐欺」「届かない」といった口コミがあるかどうかがわかります。

3. 正規販売店・大手ECサイトの利用:楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazon内の「公式ストア」を利用することで、信頼性の高い購入先を選ぶことができます。

まとめ:冷静な行動と早めの対応が被害拡大を防ぐ

偽サイトによる被害は誰にでも起こりうる時代です。商品が届かない、明らかに偽物が届いた、不審な取引メールが来たといった場合には、すぐに決済元・警察・消費者センターに相談しましょう。

そして、次回以降のショッピングでは、「安さ」ではなく「信頼性」で購入先を選ぶことが、何よりの防衛策になります。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール