最近、+881から始まる国際電話番号による不審な着信が報告されています。とくにNTTなど大手通信会社を名乗って「料金未納」などと脅し、金銭や個人情報を引き出そうとする事例が増加中です。この記事では、そうした詐欺電話の手口や対応方法、確認すべきポイントを解説します。
+881からの電話とは?一般的な用途と詐欺の関係
+881は国際的な「グローバルモバイル衛星通信」の番号帯であり、一般家庭や企業が通常使用することはまずありません。この番号からの着信は、詐欺業者や自動音声による架空請求などに使われる例が多いのが現状です。
NTTなど国内企業がこの番号を用いることは通常なく、「未納通知」や「契約解除」などといった緊急を装った内容は詐欺を疑うべきです。
「NTTお客様センター」を名乗る手口に注意
電話の内容として、「2か月分の携帯料金未納がある」とし、「このままではサービスを停止する」などと不安を煽ってくるのが特徴です。正式なNTTからの連絡であれば、まず郵送やSMS、マイページ経由での通知が行われるのが通常です。
また、本人確認ができていない留守番電話にいきなり請求メッセージを残すこともありません。
支払い状況が不明な場合の確認方法
本当に未納があるか不安な場合は、通信会社の公式サポートに連絡して確認しましょう。たとえばNTTドコモ・au・ソフトバンクなどでは、公式サイトのサポート窓口があります。
また、契約が他人名義(例:ご両親など)であっても、家族が代理で請求内容を確認できるケースがあります。心当たりがない未納請求を鵜呑みにせず、落ち着いて情報源を確かめることが重要です。
不審な電話に出てしまった場合の対応
万一電話に出てしまった場合は、以下のような対応を取りましょう。
- 相手が身元を明かさない、強引な口調で指示する場合はすぐに切る
- 個人情報(名前・生年月日・口座情報など)は絶対に話さない
- 不安な場合は録音アプリなどで記録を残す
また、しつこい着信が続く場合はスマートフォンのブロック機能や、アプリ(例:Whoscall、迷惑電話ブロック)を利用しましょう。
警察や相談窓口への通報も視野に
被害がなくても、不審な電話を受けた場合は以下の機関に通報・相談すると、他の人の被害防止にもつながります。
- 警察(サイバー犯罪・詐欺対策窓口)
- 国民生活センター
- 通信会社の迷惑電話相談窓口
相手が「料金未納」などと主張してきても、こちらに心当たりがなければ支払う必要は一切ありません。
まとめ:+881からの電話は詐欺を疑うのが鉄則
+8817976910などの番号から「NTTを名乗る未納請求」の電話がかかってきた場合、高い確率で詐欺の可能性があると考えましょう。実際の契約や支払い状況を確認せずに対応すると、被害に巻き込まれる危険があります。
不安を感じた場合は、自己判断せずに公式サポートや相談機関に確認・報告することをおすすめします。