スマホの利用者が多い現代、LINEの認証や通知に絡んだ詐欺が後を絶ちません。最近増えているのが、「LINEで電話番号認証をした直後に、謎の荷物(ゆうパケットなど)が届いた」「LINE認証後に不審なメッセージが来た」といった事例です。こうした出来事が詐欺かどうか、どのように対処すべきかを解説します。
LINE認証直後に届く「ゆうパケット」は本当に詐欺?
LINE認証と配送物(ゆうパケット)は本来無関係です。しかし近年、LINEアカウントを不正に乗っ取る目的で電話番号認証を仕向けられたあと、偽の配送通知を送り込む詐欺が確認されています。
例えば、LINEの本人認証を装ったメッセージで電話番号を入力させ、「認証コードを教えてください」と求められた場合は高確率で乗っ取り詐欺です。その直後、身に覚えのない「ゆうパケット」や「不在通知」が届いたら、それは本人の警戒心を緩めるための“連動した仕掛け”の可能性があります。
詐欺かどうかを見分けるチェックポイント
- LINE認証コードを他人に教えていないか
- 荷物の差出人が不明、または通販利用履歴に該当しない
- 伝票番号が日本郵便の追跡サイトで確認できない
- 配送物に不審なチラシ・QRコード・CD-ROMなどが入っている
上記に該当する場合は何らかの詐欺・フィッシングの可能性が高いため、開封やアクセスは避けましょう。
LINE認証を誤って許可してしまった場合の対応
もし不審な認証をしてしまったり、認証コードを誰かに伝えてしまった場合は、すぐにLINEのアカウントを引き継ぎ設定でリセットし、LINEのサポートページから通報してください。
また、LINEアカウントを電話番号だけでなくメールアドレス・パスワード・2段階認証で保護することも重要です。
「ゆうパケット」が届いた場合の安全な対処法
不審なゆうパケットが届いた場合は、配達記録と内容物を確認し、差出人が不明な場合は開封せず保管しましょう。必要に応じて郵便局に相談できます。また、配達記録に基づいて詐欺の可能性があると感じたら、警察や消費者センターに連絡を。
同様の事例と注意喚起
最近では「偽の配送通知」や「宅配業者を装った不在通知メール」に続き、LINEの認証や通知とタイミングを合わせた詐欺も確認されています。特に「LINE Pay」「LINEギフト」などお金が絡むサービスに登録している場合は、乗っ取られた場合に金銭被害に直結する可能性があります。
まとめ:身に覚えのない配送+LINE認証は詐欺の可能性大。慎重に行動を
LINEの電話番号認証直後に届いた謎のゆうパケットや不審な通知は、詐欺グループによる複合的な手口の一環である可能性が高いため、注意が必要です。自分で申し込んだ記憶がないものは開封せず、LINE認証の履歴や配達記録をもとに、早めにサポート機関へ相談しましょう。
被害を防ぐ第一歩は「不安を感じたときにすぐ行動する」ことです。