バイクで接触したかもしれないときの正しい警察への相談方法と注意点

走行中に何かに当たったような感触があり、あとから「もしかしたら車と接触したのでは?」と不安になることは少なくありません。事故かどうか曖昧な状況でも、放置せず適切に警察に相談することが重要です。この記事では、そうした場合にどう対応すべきかを詳しく解説します。

バイク走行中に「コツン」とした接触があったら

まず、明確に事故だと感じなかった場合でも、後から不安を感じた時点で適切に行動することが大切です。特にすり抜け中の軽い接触は、車体に傷が残らない場合でも相手側にダメージを与えている可能性があります。

例えば、走行中のバイクが停車中の車のミラーに軽く当たったケースなどでは、ライダーが気づかずに通り過ぎても、後で「当て逃げ」と見なされてしまうおそれがあります。

まずはどこに相談するべきか

こうしたケースでは、事故の可能性があることをできるだけ早く警察に相談するのが基本です。方法としては以下のいずれかを選べます。

  • お住まいの地域や現場を管轄する警察署の交通課に直接出向く
  • 警視庁の相談ダイヤル(#9110)に電話をかける
  • 警察署の代表番号に電話し、担当部署に取り次いでもらう

基本的に、平日・休日問わず、警察署の窓口や相談ダイヤルは受付が可能です。ただし、土日は一部の窓口が縮小対応となっている場合もあるため、事前に電話で確認するとスムーズです。

相談時に伝えるべき情報

相談の際は、できるだけ正確かつ詳細な情報を用意しておきましょう。以下の情報があると話が通りやすくなります。

  • 日時と場所(交差点名や道路名)
  • 走行中に感じた「接触」の状況
  • 接触があったかもしれない相手車両の特徴(色、車種など)
  • その後の対応(停車したか、周囲に誰かいたかなど)

可能であれば、ドライブレコーダーや防犯カメラの映像があると非常に有力な証拠になります。

事故届を出すべきかどうかの判断

相談後、警察が「事故として扱うべき」と判断した場合、現場検証や実況見分が行われることもあります。この時点で初めて事故として届出がされる可能性があります。

一方で、「事故とは認定できない」とされれば、相談記録のみが残り、特に処理されないこともあります。重要なのは、自ら相談しておくことで『悪意がないこと』を示せるという点です。

後日トラブルにならないための予防策

あとから相手側が警察に「当て逃げされた」と通報することも想定し、次のような対策を取っておくことが望ましいです。

  • バイクの状態を撮影しておく(当時の傷の有無を確認できる)
  • 警察に相談した記録を残す(日時、相談内容)
  • 事故現場の写真や走行ルートの記録を残す

このような備えがあると、万が一トラブルに発展した場合にも自分の立場を守る材料になります。

まとめ:不安なままにせず、早めの行動を

バイク走行中に何かに接触したかもしれないと感じた場合は、たとえ確信がなくても一度警察に相談することが大切です。自己申告の形で警察に報告しておくことで、後のトラブルを未然に防ぐことができます。土日でも相談や受付は可能ですので、早めの行動を心がけましょう。

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