優先道路を直進中、駐車場から急に出てきた車に追突された──突然の出来事に巻き込まれ心身ともに疲弊してしまう方も多いでしょう。過失割合や示談交渉に疲れているあなたに向けて、次の一手を提案します。
警察の判断と事故状況の整理
まず、警察が「あなたが優先道路を走行していたため、相手方が事故原因」と判断・双方が承諾済である点は重要な証拠です。
見通しも良く40kmで走行していたとすれば、相手方に明確な過失がある状況です。
保険会社の過失割合提示の意味と対応
保険会社は示談交渉を早く終わらせるため、相手の主張を一部でも尊重するスタンスを取ることがあります。
9:1や8:2という割合は「妥協ライン」を示されたフェーズ。納得できない場合は交渉を続ける意思を示すべきです。
主張を強化するための材料と行動
・警察の実況見分調書
・目撃者がいれば証言
・事故直後の写真や当時の気象・交通状況などを揃える
これらが整っていれば、相手方の息子や保険会社への説得材料として有効です。
弁護士を活用するタイミング
弁護士特約がない場合でも、弁護士費用特約を追加するか自費で相談する価値はあります。
示談交渉が平行線なら、弁護士へ相談し強い態度で交渉することで相手が折れるケースもあります。
人身事故化のメリットとデメリット
相手があなたのムチウチを認めているなら、人身扱いに切り替えることで、保険金の請求が明確になり、後からのトラブル予防にも繋がります。
ただし、処分歴や将来の人身事故影響もあるため、担当者とよく相談してください。
焦らずに示談を成立させるコツ
・自分で納得できる過失割合にするまで交渉し続ける意志を明確にする
・記録を全て残して交渉の材料とする
・必要なら専門家(弁護士)に切り替え、示談金額や過失が再評価できることを見せる
まとめ
警察の判断と明らかな過失状況から、あなたに重い過失があるとは考えにくいです。保険会社や保険相手と示談ラインが折り合わない場合、証拠を揃え専門家に相談し、「人身事故」とすることを検討しても良いでしょう。
まずは冷静に事実を整理し、焦らず丁寧に交渉を進めることが最善の解決に繋がります。