近年、アダルトサイトを装ったワンクリック詐欺による被害が深刻化しています。突然の高額請求や「返金のために口座情報を」などと巧みに誘導され、個人情報やお金をだまし取られるケースが多発しています。この記事では、詐欺と気づいた後に取るべき行動、被害拡大を防ぐ具体的な対策、相談窓口までを詳しく解説します。
すぐにすべき初動対応
すでに氏名・住所・生年月日・銀行口座・Appleギフトカード番号などを伝えてしまった場合、まず以下の行動を至急行ってください。
- Appleギフトカードは絶対に発送しない
- ギフトカードの番号をAppleに報告し、利用停止の可能性を相談する
- 銀行に連絡し、口座の凍結・変更・被害相談を行う
- 不正請求の証拠を保存し、消費生活センターや警察に相談する
特に、Appleギフトカードなどの「番号を伝えた時点で使用されてしまう形式」の支払いは、すぐに行動を起こすことで悪用を最小限に抑えられます。
銀行口座の情報を教えてしまった場合の対策
詐欺グループに銀行口座情報を教えてしまった場合でも、残高が勝手に引き出されることは基本的にはありません。
ただし、口座を悪用して振り込め詐欺やマネーロンダリングに使われる可能性もあるため、金融機関に「詐欺に巻き込まれた」と報告し、口座を変更することをおすすめします。
Appleギフトカードを送るよう指示された場合
「翌日返金するから」と言われてAppleギフトカード番号を送信させ、その後カード本体を郵送させようとするのは典型的な詐欺の手口です。
絶対に郵送しないでください。また、Appleサポートに連絡して「詐欺被害で使用されたカード」であることを伝え、未使用であれば使用停止処理ができるかを確認しましょう。
どこに相談すればよい?信頼できる窓口
詐欺被害にあったときは、一人で悩まず必ず相談窓口を利用しましょう。以下は実績ある公的機関です。
- 消費者ホットライン(188):近くの消費生活センターにつながります
- 警察(サイバー犯罪対策課):証拠の保存とともに相談
- Apple公式サポート:ギフトカード被害の相談
また、Appleカード(物理)を発行している場合には、番号やカード情報が不正に使用されたかも確認してください。
二次被害や個人情報流出のリスク
今回のように、住所・名前・生年月日などの個人情報を詐欺犯に伝えてしまった場合は、なりすまし契約や勧誘電話・詐欺メールのリスクが高まります。
・知らない番号からの電話には出ない
・クレジットカードやローン契約の信用情報を「信用情報機関」で確認
・必要に応じて警察へ「情報提供済み」として被害届を提出
まとめ:落ち着いて早急に対処しよう
アダルトサイト詐欺にあってしまった場合、まず落ち着いて行動し、被害の拡大を防ぐことが重要です。カードや口座の停止・変更、警察や消費生活センターへの相談を速やかに行い、今後同様の詐欺に遭わないよう注意を強化しましょう。
詐欺グループはあなたの「焦り」や「不安」を利用します。もしも対応に不安がある場合は、専門の窓口に連絡し、冷静にサポートを受けることが大切です。